ルリマルノミハムシを駆除したと思ったら、今度の害虫はコガネムシです。写真のヤツはマメコガネと思われます。
コガネムシとは
甲虫目コガネムシ科の昆虫で、金属の様な光沢のある甲虫です。成虫は5月ごろから飛来しますが、同時に産卵もします。コガネムシを見かけたら既に産卵している可能性もあります。そして産卵してから1年かけて成虫となります。
コガネムシの悪行
- 成虫は花や蕾、葉を食べ荒らす。葉や花に穴が開いていたら注意
- 鉢土に卵を産み付ける
- 孵化した幼虫は植物の根を食べ尽くし、バラを枯らしてしまう
コガネムシの駆除
コガネムシの成虫と幼虫では被害状況やその時期が違いますのでここでは成虫と幼虫に分けて対策考えてみます。
コガネムシの成虫対策
コガネムシは食葉性で色々な植物の葉や花を食べます。つまりあらゆる植物を食べるということです。ということは、どこにでもいてどこでも繁殖するということです。
予防
- 特にありません。
いくら予防しようとしても他所から飛んでくるので予防のしようがありません。
対策
- 成虫が飛来したらすぐに捕殺する
- 捕まえられなければ薬剤散布
- 卵を産みつけられないように厚めのマルチング
*マルチングで100%産卵を防ぐことはできませんが確率を下げることはできます。
コガネムシの幼虫対策
バラを育てる上でコガネムシの成虫よりも幼虫の方の被害が大きいので、成虫を駆除することが幼虫の被害を減らすための対策となります。
予防
- 成虫を捕殺
- 産卵防止のためのマルチング
- 毎日の管理と観察
卵を産みつけられたかどうかはわかりません。秋になり成長が悪くなったと感じたら、もし夏場に管理を怠りちょくちょく水切れを起こしていなければ幼虫の食害の可能性があります。
対策
- 鉢ごとバケツに入れ水につける。幼虫が出てきたら駆除
- 鉢から抜いてみて確認。必要ならば植え替え。但し根をいじるので地上部も小さくする
- 冬の剪定の時に必ず植え替えをする
最後に
我が家はここ数年植え替えをさぼったために、コガネムシの幼虫の食害でいつくものバラを失ってしまいました。幸いにもほとんどのバラは挿し木バックアップがあったので良かったのですが、中にはバックアップがなく、しかもナーセリーの生産も中止になりもう手に入れることが出来なくなったお気に入りのバラもありました。そうなってからではいくら悔やんでも悔やみきれません。そうならないためにも日ごろから良く観察し、早期発見を心掛けましょう。そして剪定時には必ず植え替えて確認しましょう。
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