5月6日に貴婦人のバラ。マダム・イザーク・ペレールが開花しました。

毎年言ってますがマダム・イザーク・ペレールは私の一番のお気に入りのバラです。まずこの絶妙な色合いですよね。何色と言ったらよいのかわかりませんが、クリムゾンレッドでもなく赤紫でもない。くすんだ濃い赤に近いピンクとでもいうのでしょうか。少し紫味をおびてもいます。まずそのい色が大好きです。
次に花は大きいのですがとても整った形をしています。花が大きく花弁が多いと形が歪んでいたり外側の花弁が傷んでいたりとなかなかきれいな形の個体って少ないのですが、このマダム・イザーク・ペレールは整ったきれいな花の出現率がとても高いのですよ。そしてこの色ですから庭の中でもひときわ目立つのです。まるで「私を見て」と主張しているかのようです。ですから貴婦人のバラと呼んでしまうのです。

そして少しフルーツの香りも感じられlるとても強いダマスクの香りです。本当にこの香りも完璧だと思います。私がバラに求めているものは第一に香りのような気がします。家に迎えるバラを選ぶ時も、色や形、四季咲きなのか、などから選ぶのですが、最後にどんな香なのか。香りの強さはどうなのか。それで決めてるのですが、香りが弱かったりないものは選んでいませんね。
そういえばつるバラにも香りを持てめてスパニッシュ・ビューティーを迎えてましたね。世間で大人気のピエール・ドゥ・ロンサールもありますが、自分はスパニッシュ・ビューティーの方が好きです。もちろんピエール・ドゥ・ロンサールもあの色合いだったりとても好きなんですが、香りがあるということでスパニッシュ・ビューティーの方が上なのです。

このマダム・イザーク・ペレールはオールドローズの名花です。オールドローズということで少し気難しいところがあります。それは耐病性ですかね。黒星病にはすぐかかりますし、かかってしまうとその後の成長に影響が出るように感じます。ほかの現代バラよりは注意して育ててあげた方が良いと思っています。
そしてこのマダム・イザーク・ペレールは花首がとても短くて、枝にじかに花が咲いているように見えます。そう、桜みたいなイメージです。シュラブ系なので壁面に這わせると大きくなれば花数も多く見栄えが良いのですが、中途半端な大きさの状態ですとちょっと微妙な感じがします。個人的にはオベリスク仕立てが見栄えもよくておすすめです。
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