5月11日にブルボンローズのヴァリエガータ・ディ・ボローニャが開花しました。

このヴァリエガータ・ディ・ボローニャは京成バラ園に行ったときに初めて見たバラなのですが、その花付きの良さとヴィジュアルに魅了され迎えたつるバラです。
しかし何故か我が家では大きく伸びることもなく枝数もそんなに増えることもなく微妙な存在でした。しかしここ数年なぜか伸びるようになり枝数も増え、シーズンには多くの花をつけてくれるようになりました。
もともとこのヴァリエガータ・ディ・ボローニャは大変花付きが良いとされていて、実際に京成バラ園で見た時も大変魅力的な絞りの花で一面を覆っていました。そんな景色を期待して迎えたのです。

今にして思えばこのヴァリエガータ・ディ・ボローニャもオールドローズです。そう、マダム・イザーク・ペレールと同じように気に入らないところがあるとすぐに機嫌を損ねてしまうのでしょう。
今置いている場所は家の南側でスパニッシュ・ビューティーの横なのですが、春先は隣家の陰になり日当たりはあまり良くありません。かといって我が家の建物側に置けば一年中日当たりはよくなるのですが、夏は直射日光と建物からの輻射熱でかなりダメージがあると思います。西日もよく当たりますから。
そう考えると今の場所は春先の日当たりは良くないにしても、夏場はスパニッシュ・ビューティーの葉が生い茂っているせいで日差しが和らいでヴァリエガータ・ディ・ボローニャにかかる負担が減っているのかもしれません。だから枝数・花数が増えているのでしょうか。

そしてこのヴァリエガータ・ディ・ボローニャの魅力は何といっても絞りの花ではないでしょうか。まん丸でキャンディーみたいな蕾からきれいな濃いピンクの絞りの花が房咲きになります。
そして花が退色していくと濃いピンクから紫に変化していきます。その紫色も派手な紫ではなくどちらかというと日本的な落ち着いた紫って感じでとても趣があります。
そこにダマスクの甘い香りを放つのですから魅了されないわけがありません。このヴァリエガータ・ディ・ボローニャが大きくなった時の景色を妄想する毎日ですが、うどん粉病と黒星病にはかかりやすいので注意が必要です。
コメント