壁面のつるバラの移動

我が家のメインスペースである玄関脇の壁面に誘引していたバラ達を別の場所に移動しました。

2018年5月17日の壁面のバラ

2018年5月17日の壁面のバラたち

外壁塗装でバラを強制移動

我が家は築25年で初めて外壁塗装をする予定で昨年契約したのですが、なんと5月の下旬と言うバラの一番見ごろの時期になってしまいました。後にずらすと梅雨に入ってしまいますし、そこを避けると今度は真夏になってしまいます。さらにずらせば秋ですし、下手すれば消費税が10%になってしまいます。どうせ外壁塗装するなら消費増税前にと言う事でしたので、仕方なく5月下旬にしたのです。

そんな訳で、つるバラを剪定する時に壁面のバラ達を隣家との境のブロック塀沿いに移動しました。とりあえずつるバラのピエール・ドゥ・ロンサールとスパニッシュ・ビューティー、つるバラとして育てているイングリッシュローズのストロベリー・ヒルを移動し、剪定・誘引しました。

ただ、他にもクロード・モネやグラハム・トーマス、ボレロなどといったバラや、ピールやハーグレイ・ハイブリッド、マダム・ジュリア・コレボンというクレマチスも誘引していましたのでこちらも移動しなければなりませんでした。さらには家の脇に置いてあるバラ達の移動もしなければならなかったのですが、なんせ狭い庭ですし、足場を組むのに邪魔にならないスペースを探してレイアウトを考えなければいけません。思い付きでは出来ないので、十分時間が取れるゴールデンウイークにやろうと思っていました。

移動先の壁面のレイアウト

移動した場所ではバラだけではなく他の植物も置いて素敵な景色を作りたいと思います。

移動したつるバラ達

バラたち

つるバラだけは先に移動して誘引していたので、大まかな骨格だけは出来ていました。

  • ピエール・ドゥ・ロンサール
    ベーサルシュートが出ないので、株の更新が出来ていません。今年はメインの枝を1本残して削除しました。果たしてベーサルシュートがでるかどうか。枝が太くて長く曲げるのも大変なので一番右側の物置の横から左に流しました。
  • スパニッシュ・ビューティー
    玄関脇の壁面でもピエール・ドゥ・ロンサールと反対側から誘引していましたので、左側に置きました。
  • ストロベリー・ヒル
    ピエール・ドゥ・ロンサールとスパニッシュ・ビューティーを左右から誘引し、空いた真ん中に置きました。これも以前と同様です。

後はどこに何を置くかということですが、まずは家の周りにあるバラでこちらに移動するものを選びます。

  • マダム・ピエール・オジェ
    マダム・ピエール・オジェは家の脇の壁面に誘引していました。つるバラほど大きくはないのですが、枝は細くて長いので、何かに誘引しなければなりませんので、右側のピエール・ドゥ・ロンサールの左側の空いたところに置き、右側に流しました。
  • ヴァリエガータ・ディ・ボローニャ
    ヴァリエガータ・ディ・ボローニャはマダム・ピエール・オジェの横に誘引していました。これもオールドローズで枝が細いのですがつるバラのように伸びるので誘引が必要です。無理矢理スパニッシュ・ビューティーの左側に置きました。そこから右側へ誘引しました。
  • ラ・パジジェンヌ
    これも家の脇に置いていました。壁面につるバラや大きいシュラブのバラを誘引しても、間がぽっかりと空いてしまいます。そのスペースを埋めるのに丁度良い大きさであったのと、元気の出るビタミンカラーの花色で返り咲きますから、一季咲きのバラが終わった後でも彩ってくれると思い、空いたスペースを埋めるように配置しました。
  • クロード・モネ、ボレロ、グラハム・トーマス
    クロード・モネとボレロは秋まで毎月のように花をつけてくれるので、壁面の彩りには欠かせません。しかも大きくならないブッシュタイプですので、寂しくなりがちな低い部分を埋めてくれるのに最適です。グラハム・トーマスは割と大きくなりますし、花色も落ち着いた黄色ですのでにアクセント的に置きました。

クレマチスたち

バラだけでは寂しいので、バラと相性の良いクレマチスも誘引しています。

  • ハーグレイ・ハイブリッド
    ソフトピンクにエンジ色の花芯とのコントラストが素敵です。一番花はびっくりするほどの大輪ですが、大輪であるが故、花の数はそれほど多くありませんが存在感は抜群です。左側のスパニッシュ・ビューティーに絡めています。
  • マダム・ジュリア・コレボン
    赤い花弁に黄色い花芯が目立ちます。バラがピンクや白なので、この赤いマダム・ジュリア・コレボンは非常に目立ちますが、この赤色によってバラも引き立ちます。なにより驚くほどの花数の多さが素晴らしい景色を作ってくれます。すでに5~6本のつるが伸びていますので非常に楽しみです。つるの数が多いので真ん中のストロベリー・ヒルに絡ませました。
  • ピール
    何年も前から我が家にあるのですが、私の育て方が悪く何度も謎の成長停止をしてきました。そのたびに植え替えをしていたのですが、やっと復活してくれました。ラベンダーピンクに赤い筋が入る多花性のクレマチスです。優しい色合いが庭に柔らかい雰囲気を与えてくれます。株が充実してくると八重咲になるのですが、一度だけ八重咲になり、その後謎の成長停止のスパイラルへと入っていきました。ピールは右側のマダム・ピエール・オジェとピエール・ドゥ・ロンサールの間に配置しています。

ラベンダー・グロッソ

一番中央の手前にあるのがラベンダー・グロッソなのですが、これは一見鉢植えに見えますがすでに根は鉢から飛び出し地中に伸びています。もちろんこの鉢を動かすことは出来ません(笑)。そして地植え状態ですから花が咲くころには直径1mほどの大株になりあたり一面ラベンダーの香りに包まれます。花数も多いので収穫したい方にはおススメですが、巨大化するので注意が必要です。ラベンダーと言うのは富良野やフレンチなど人気のある種類が店頭に流通しているので、多花性で強健なグロッソを店頭で見ることがないのが残念です。
上の写真のように誘引したのですが、これでは何が何だかさっぱりわからないと思いますので、品種名を記入した写真も載せておきます。

壁面のバラ一覧

移動したバラたち

背景が汚れたブロック塀と言うのがなんとも残念ですが、これから開花したときの姿が非常に楽しみです。もちろん開花した風景は心を癒してくれますが、その姿を想像して誘引するのもとても楽しい物です。外壁塗装工事が終わっても、この場所は元に戻さずこのままにしようと思っています。もうすぐ咲き始めると思いますが、その様子もアップして行こうと思います。

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