ストロベリーヒルの開花 2021

ストロベリーヒルが開花しました。と言ってもだいぶ前になるのですが…。

開花したストロベリーヒル

わが家で育てているバラは約16種類ほどあるのですが、スパニッシュ・ビューティーの次に元気の良いバラです。スパニッシュ・ビューティーは我が家のメインのつるバラなのですが、双璧をなしていたピエール・ドゥ・ロンサールが老木化し年々花数が少なくなってきていました。このストロベリー・ヒルはイングリッシュローズなのですが、大型化するのでピエール・ドゥ・ロンサールの代役としてつるバラ仕立てにしています。

とはいっても良く伸びるシュラブのイングリッシュローズですから、毎年1.5mほどに剪定しています。それでもたくさん芽がついて良く伸びるので、開花時期には良い感じの大きさになってくれます。あまり大きくなってもシュラブローズですから、芽がでると90㎝くらい伸びてから花をつけますし、つるバラほど枝は太くならないので、雨が降ると枝が重さで下がってしまい見栄えが一気に悪くなってしまいます。

昔、同じイングリッシュローズのグラハム・トーマスをつるバラとして育てていたことがあるのですが、花はびっくりするほど沢山つけて、それは見事な景色を作り出してくれました。しかし雨が降ると重さで枝が下がってしまい大変なことになってしまったので、結局枝を紐でトレリスなどに固定して枝が下がらないようにしなければならないのでやめてしまいました。

それ以来イングリッシュローズは大きくしないようにしているのですが、ストロベリー・ヒルは基本的に良く伸びるイングリッシュローズですので、毎年小さくしても何も問題なく大きくなって咲いてくれますし、剪定の時に小さくした方が元気の良い芽が出るように感じています。

ストロベリーヒルとクレマチス

ストロベリー・ヒルはアプリコットからピンクへの花色の変化が美しく、房咲きになるのでとても豪華で存在感があります。そしてミルラの香りがとてもスパイシーで刺激的です。ほかのバラのフルーツ系やダマスクの香りの中にこのミルラの香りを感じると、花を見なくても「あ、ストロベリー・ヒルが咲いたな」とわかります。それくらい個性的で他のバラとはまったく違った香りで楽しませてくれます。

今はこのストロベリー・ヒルにクレマチスのマダム・ジュリア・コレボンを絡ませています。このマダム・ジュリア・コレボンもクリムゾンの中型の花をたくさん咲かせるクレマチスですから、ストロベリー・ヒルの花色との相性も良く、両者が満開の時にはとても素晴らしい景色を作り出してくれます。花数は徐々に減っていきますが、このコラボは秋まで続き、私の目を楽しませてくれます。

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