今年も5月上旬にアブラハム・ダービーが咲きました。
このアブラハム・ダービーの花は大輪で、枝が細くても結構大きな花がつくので割とビックリします。オレンジに近い花色なのでとても目を引きますし、なんと言ってもフルーツ系のとても強い香りがたまりません。たぶん強香と言われる品種の中でも上位に入るだろうってくらい強いフルーツの香りです。これもアブラハム・ダービーの魅力の一つですね。
アブラハム・ダービーは私が薔薇を育て始めた時に一番最初に迎えた薔薇なのです。いわゆる初期メンってやつです。薔薇を育てるきっかけというのがイングリッシュローズとの出会いだったので、最初に購入したバラはイングリッシュローズだけでした。そして時期的に大きなホームセンターでバラフェアをしていて、そこでこのアブラハム・ダービーを選んだのです。
このアブラハム・ダービーは非常に強健な品種なので、家のリビングから見える日当たりのあまり良くない場所に置きました。シュラブですから大きくなるので誘引したのですが、何年経っても枝は太くならず花が大きいのでいつも下をむしてしまい今ひとつでした。
雑誌などで見るアブラハム・ダービーは太いシュートが上に伸びてとても力強く見えるのですが、うちのはひょろひょろして花を支えることができていません。
毎年強剪定してみるのですが、出てくるシュートは皆横に伸びてしまいます。ですから花が咲いても重さで俯いてしまい花を楽しむことができないのです。
そんなわけで一度挿木をして育てたのが今の2代目アブラハム・ダービーなのですが、初代よりは多少マシな感じなので、芽が横に出て伸びるというのはこのアブラハム・ダービーの特性なのかもしれません。
それと挿木するとどうしても成長が遅く緩やかになりますのでちっとも大型化しません。毎年強剪定しても大きさ的にはいつもと変わらないのです。もしかすると強剪定せず浅めに剪定して育てた方が、時間とともに枝が太くなり大きくなるのかもしれません。
と、今思ったので、来年は軽めの剪定にして検証してみようと思います。
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