アブラハム・ダービーの開花 2020

梅雨入りして1番花も終わり2番花までの間庭にバラの花がない状況です。今年のバラのシーズンに次々と開花したバラ達の記事のアップが追いつかなかったので、備忘録的な意味合いもあってこの期間を利用してそれぞれの開花状況を書いてみたいと思います。

まずはアブラハムダービーです。5月13日に我が家で9番目に咲いたのですが、二代目の挿し木苗と言うことでなかなか大きくなりません。しかしその小さい株から咲く花はびっくりするほど大きいのです。つまり大きな花を咲かせるわけですから、その花を咲くがままに咲かせていたら株が大きくなるはずがない、という事ですね。

咲き始めのダービーの中心

咲き始めの中心はこんな感じ

自分は割と放任(自然)主義なのでよほどのことがない限りついた蕾は咲かせてしまいます。やはり綺麗な花は楽しみたいですし、良い香りも楽しみたいです。自分の楽しみのためにバラを栽培しているわけですから、あまり制限することはありません。ま、狭い庭なので大きくなっても置き場所に困るという現実問題もあるのですが(笑)。

咲き始めのダービー

咲き始めのダービー

そんなわけで今年もまた数輪の大きな花を咲かせてくれました。アブラハムダービーと言うバラはイングリッシュローズでありながら現代バラ同士の掛け合わせで生まれた珍しい品種です。そのため非常に強健で成長力も旺盛なバラになっています。

グラデーションがきれいなダービー

中心から外にかけてのグラデーションが美しい

アブラハム・ダービーの一番の魅力はなんといってもこのアプリコット色の大きなきれいな花でしょう。特に咲き始めはうっすらとアプリコット色ですが中心に向かうほどその色が非常に濃くなっています。その外側から内側にかけてのグラデーションがとても綺麗なのです。これほどきれいなグラデーションのあるバラと言うのは今のところ他には見たことがありません。ただ我が家で栽培しているのはわずか十数品種ですが、SNSを見ていると200種類以上のバラを育てているロザリアンの方もいらっしゃるので、それだけの花があればアブラハムダービーを超えるような素敵なグラデーションの見せてくれるバラがあっても不思議ではありません。あくまでも私が今まで見た中でと言うことです。

ダービーはロゼット咲き

ロゼット咲きのダービー

そしてもう一つはそのフルーティーな強烈な香りです。きれいなグラデーションのビジュアルにフルーティーな香りと言う演出が加わるわけですから、私の脳の中でそりゃあもう素敵なバラになってしまいます。とても大輪の花なのでやはりそれだけでも目立ちますしかなりの存在感があります。

現代バラ同士の掛け合わせという珍しいイングリッシュローズですが、それ故とても強健でよく返り咲き、とても育てやすいバラです。しかしDavid Austin社のカタログから外れてしまいましたので、いずれ手に入れる事が出来なくなる可能性があります。今はまだ取り扱いがあるようですので、もし興味のある方は早めに手に入れてください。

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