ヴァリエガータ・ディ・ボローニャの開花 2023

5月6日に絞りの美しいバラ、ヴァリエガータ・ディ・ボローニャが咲きました。

絞りが美しいヴァリエガータディボローニャ

このヴァリエガータ・ディ・ボローニャは絞りの大変美しいオールドローズで有名ですが、私のバラ栽培の初期から我が家の庭を彩ってくれています。

私がバラを育て始めてた頃に京成ローズガーデンへ行き、ヴァリエガータ・ディ・ボローニャの大株に魅了されたのがそもそもの出会いなのです。決して派手ではない絞りの美しさとその花付きの良さから、我が家でも是非この風景を作りたいと思いました。もちろん鉢植えですので地植えのようにはいきませんが、それなりの風景を作り出してくれると信じて迎えたのです。

京成バラ園のボローニャ

京成バラ園で見たボローニャ(2008年)

しかしいざ育ててみるとなかなか大きくなってくれませんし、花付きも多くなくて10輪くらいなものでした。何がいけないのだろうかとあれこれ調べて考えたのですけど、はっきりとした原因は特定できませんでした。

わが家には他にもマダム・ピエール・オジェやマダム・イザーク・ペレールといったオールドローズがあるのですが、それらを育てた経験から、どうやらオールドローズは気難しいという結論に達したのです。

どういうことかと言いますと、オールドローズは現代バラのように強健ではありません。現代バラと比べると病気にかかりやすく、害虫に食われるとすぐに元気をなくします。水切れさせるとやはり元気をなくします。そうするとその後の回復にも時間がかかり成長に大きく影響が出るようです。ちょっとバラにとってネガティブなことがあるとすぐに機嫌を損ねてしまうような感じです(笑)。

働きながら育てているので、昼間害虫が飛来してもどうすることも出来ませんし、気がつけばチュウレンジハバチが孵化して葉が食べられて初めて気が付き対処するので、どうしても後手後手となってしまいます。

黒星病には本当に弱くて、他のバラがかかっていなくてもオールドローズだけは見事に黒星病に罹ってしまいます。そうなるとほとんどすべての葉を落としてしまうくらいになるので、大きく成長するはずもありません。とは言え、個人的にバラを薬漬けにしたくはないので、それもまた仕方のない事と考えています。

それとここ最近の異常な暑さです。私がバラを育て始めた頃より確実に暑くなっており、昔に比べると水切れ気味になっているようです。水切れ以前にこの日中の異常な暑さがバラにかなり影響しているような気がします。

蕾が開き始めたヴァリエガータディボローニャ

とは言え何とか元気を取り戻してほしいと思い、昨年思い切って強剪定したところ、その甲斐あってベーサルシュートが発生しました。そのため今年は特に開花が楽しみだったのですが、今年は今までで一番多くの花をつけてくれたような気がします。ヴァリエガータ・ディ・ボローニャは房咲きになるので、一気に花数が増えたような気がします。

咲き始めたヴァリエガータディボローニャ

本当なら今年の全体像をお見せしたいのですが、かなり汚れたブロック塀の前に誘引していてとてもお見せできるような絵ではありませんので、やめておきます(笑)。

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