アブラハム・ダービーの開花 2025

5月5日に我が家の最古参のバラ、アブラハム・ダービーが咲きました。こちらは初代を挿し木にした2代目ですので株は小さくコンパクトです。

アブラハム・ダービーはシュラブ系のイングリッシュローズで大きく育つのですが、なぜか我が家の初代アブラハム・ダービーは横へ横へと伸びてゆき上には伸びてくれませんでした。

それでも私が初めて買ったバラですし、頭の中は本から蓄えた知識に満たされており(笑)、庭の壁際に針金を張ってそこに誘引して上に伸ばしていました。しかし出てくるシュートはすべて真横に伸びるのでそれを上に誘引しても自然な形にはなりません。

ある時ふと「挿し木したらそれはどっちに伸びるのか?」という考えが頭に浮かび、花後に切った枝を挿し木にしてみたのです。そしてある程度大きくなったものを鉢に移し替えて今に至ります。

当然横に伸びるDNAがあるので変わらないだろうと思っていたのですが、これがうまいこと上に伸びてくれているのです。もちろん横に伸びるものもありますが、それが全てではありませんので大満足です。

今にして思えばそもそもの初代の主枝が横に分岐していたせいかなとも思います。思い切って強剪定して新しいベーサルシュートを出せば変わったのかもしれません。

しかしこのアブラハム・ダービーというバラは株が小さくても大きな豪華な花を咲かせます。そしてとても強いフルーツ香が魅力です。アブラハム・ダービーが咲くと庭は甘いフルーツの香りに満たされとても幸せな気分になります。

四季咲き性ですから次から次へと花を咲かせてくれます。自分はすべて自然のままにしているのであえて摘蕾はしません。ですから夏になれば花は小さく花弁の数も少なくなります。おそらくそれが株が大きくならない原因ではないかと思っています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました