鉢バラのための培養土

バラの培養土に必要なもの

皆さんは何を基準にバラの培養土を選んでますか?まずは価格が一番重要ですよね。でもそう思っていても徐々に培養土にかける金額って上がっていきませんか?そして使ってみれば「やっぱ違うよね」と思いますよね。要はコストパフォーマンスです。少々高くても今までにない成長や花数があれば嬉しいですし、そしてもう少し高い培養土を使えばもっと綺麗な姿を見せてくれるんだろうなと思います。

培養土には何が必要なのか

バラの培養土の説明って必ず「〇〇がはいってます」系の謳い文句が書いてあります。「バラに良い〇〇」「バラに効く〇〇」「バラの成長にかかせない〇〇」「バラが大きく育つ〇〇」…。取り上げたらきりがありません。「良い物」がいっぱい入ってます。でもバラを植え付ける用土は基本的に「赤玉土+腐葉土」で良いはずですよね。必要であれば緩効性の元肥を入れれば良いわけです。しかも成長に合わせて追肥するわけですし。極端な話そんな魅力的な心惹かれる物が入っていなくても良いのではないのでしょうか。バラのことを考えたら根が張りやすい環境、水が溜まらず、しかし水もちがよく肥料もちも良い。土が解けて(壊れて)固まることのない環境。そう考えたら培養土に入っている「良い物」よりも培養土の大部分を占める赤玉土の品質が重要なのではないのでしょうか。

バラの培養土選びに関する悩み

今まで色々な培養土を使用しましたが、最近ではこの培養土が一番です。どの培養土を使えば良いのか植え替えのたびに悩んでしまいます。私の培養土に関する悩みは、

  1. 根の隙間に土がちゃんと入らない
  2. きちんと入れないと水の抜け道ができる
  3. 突き固めすぎると赤玉が壊れ土が固まってしまう

①普通に土を入れ、鉢を揺すりトントンしてもちゃんと入っていません。試しに棒でつついてみると、すぐに穴が出来てしまいます。

②ちゃんと入っているようで入っていないと水の抜け道が出来てしまいます。どうなるかと言うと、水やりしたときは鉢のウォータースペースに水がたまり、暫くするとスーッと水が抜けていきます。とてもいい感じなのですが、実際には抜け道を通っているだけです。そうなると鉢の中全体に十分に水分が行きわたりません。

③そして根の隙間にちゃんと土を入れようと棒でつつきます。そうするとどんどん入っていきます。最終的には株がぐらつかず満足感が高くなるのですが、問題があります。培養土は赤玉土だけではありません。そうなのです。隙間に入っていくのは赤玉土より小さい物なのです。上の方に中玉くらいの赤玉土が残り、壊れた赤玉やほかの物が隙間に入ります。するとどうなるか。下の方で細かい土などが固まってしまい、水はけが悪くなります。ほんとカチンカチンになりますから。当然バラの成長にも問題が出てきます。根腐れですね。それでいくつも枯らしてしまいました。自分のやり方に問題があったわけですけれど、こんな結末になります。

鉢バラのための培養土は理想の培養土

そんな訳で新たに培養土探しをしていてやっと辿り着いたのがこの「鉢バラのための培養土」なのです。

鉢バラのための培養土で悩み解決

この会社は茨城産硬質赤玉土を主体にした園芸用土を製造するメーカーで、赤玉土も製造しています。この培養土に使われている赤玉土は、硬質で劣化しにくい赤玉土です。ですので硬質の赤玉同士が壊れてくっついて固まることもなく、翌年の植え替えの時でも土がパラパラと崩れるので、植え替え後の再利用も可能なのです。赤玉土の小粒を使用すると固まりそうですが、この赤玉土は硬質で壊れにくいから極小粒の赤玉土が使える訳です。まさに理想の培養土です。この「鉢バラのための培養土」を使うようになってから、バラの成長も良くなりましたし、数年後の植え替えの時も土がポロポロほぐれるので植え替えが随分と楽になり、悩みも解決しました。

鉢バラのための培養土 18L/3袋セット

鉢バラのための培養土の使用感

「鉢バラのための培養土」は配合されている赤玉土の種類で

  • 極小粒(スタンダード配合)
  • 荒めの小粒(乾きのよい配合)

の2種類から選ぶことが出来ます。

私は基本的に極小粒(スタンダード配合)を使用しています。いざ使用してみると粒が非常に細かいのでサーっと根の間に土が入ります。そして鉢を揺すり、トントンすればほとんど終了です。最後に少し足して上から手で抑え込めば完璧です。棒でつつく必要がないので根を傷めることもなく、植え替えにかかる時間も短くなりました。我が家は共働きなので、夏場は朝水やりしたら夕方に再度水やりをすることが出来ません。夜帰ってきたら水切れしていたこともあったのですが、この培養土に変えてからそういうことが無くなりました。赤玉土はかなり細かい粒なので、思っていたよりも水持ちが良さそうです。

そして荒めの小粒(乾きのよい配合)はまだ若くて小さくて根の量が少ないバラに使用しています。株自体が小さいので吸い上げる水の量も少ないですから、極小粒にしてしまうと翌日水やりする時にはまだ水分が残っていて、そこで水やりをしてしまうと水分過剰になり根腐れしてしまう恐れがあります。私は毎朝出勤前に水やりをするので、ゆっくりと水分の状況を確認しながら水やりできません。毎日の水やりだと少し多すぎるかな?と思う株にはこちらの荒めの小粒(乾きのよい配合) を使用しています。

最後に

培養土選びの考え方は非常にシンプルで、中に入っている良い物ではなく入っている赤玉土の品質を気にするということです。「良い物」はプラスアルファとして考えましょう。私が今まで良いと思って使ってきた培養土でさえ成長不良が起きたり根腐れが起きました。もちろん自分のやり方にも問題はあります。でも中に入っている良い成分ではなくバラが根を張りやすい鉢内環境が一番大事だということにやっと気が付きました。ですから今はこの培養土を愛用しています。もちろんこの培養土にも「良い物」が入ってますよ(笑)

●興味がある方はこちらをご覧ください。

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