急激に寒くなり秋本番となりました。いつもならまだいくつかのバラがポツリポツリと咲いている我が家の庭ですが、今年は手入れもせず黒星病が猛威を振るっていたので10月初めに秋バラが咲いて以降、まったく花が咲いていません。今、我が家の庭に彩を添えてくれているのは山茶花の花と緑になった黒法師です(笑)。
秋の開花と台風と黒星病
今年は何かと忙しく全くと言って良いほど手入れをしなかった我が家のバラたち。辛うじて肥料だけは与えていたのですが、家の外壁塗装で足場を組む関係で鉢を移動しましたが、ジメジメした場所に置いたせいで黒星病が蔓延してしまいました。それでも次々と花を咲かせてくれていました。
そして我が家はバラの夏剪定はしないので、そのバラごとに順次秋の花を咲かせていきます。今年は9月に台風15号が上陸し千葉県に大変な被害を与えましたが、我が家は北西部にあるのでほとんど被害はありませんでした。しいて言うならばいくつかのバラが強風のために倒れたくらいで、枝が折れるといった被害もありませんでした。この時点でバラたちの葉には黒星病が出ていたのですが、まだ問題はありませんでした。
9月下旬から10月にかけてクロード・モネ、ラ・パリジェンヌ、ボレロ、ラ・ローズ・ドゥモリナール、アブラハム・ダービーなど四季咲き性の高いバラたちが次々と秋の花を咲かせてくれました。いつもの年ならこの後もまた順調に蕾を上げてきてボレロなどは11月いっぱいまで花を咲かせてくれるので楽しみにしていたのですが・・・。
とりあえず秋のバラが終わった頃にあの台風19号がやって来ました。15号よりもこの地域でも風が強く、台風が去った後に果たしていくつのバラが倒れているのか心配でしたが、見ると一つも倒れていませんでした。それは狭い庭の中央にデンと構えるラベンダーグロッソがクッションになったり、或いは風よけになっていたのです。ですがあの暴風で黒星病に罹っていたバラたちの葉がほとんど落ちてしまいました。葉がなくなってしまったので、風を受けるものが何もなかったので鉢が倒れなかったのではないかという気もします。
そんな訳で10月の台風19号が去った後は葉がほとんどなくなり光合成も出来ません。当然花芽が出ることも無く今年のバラのシーズンは終わってしまいました。12月に入った今、やっと葉を無くしたバラたちに葉が展開してきた状態です。やっと回復し準備が整ったという感じがします。ここまで気温が下がってしまうとこれから花芽が出るとも考えにくいですし、たとえ出たとしても気温が低すぎて成長が遅く開花まで行かないと思いますのでシーズン終了となります。その代わりと言っては何ですが、山茶花がたくさん蕾をつけ花を咲かせ始めました。
数年ぶりの山茶花の開花
我が家の山茶花は、この場所に引っ越してきた時に親戚の方から苗を頂いたのですが、庭が狭いので端の方の隣家との境のブロック塀のそばに植えました。最初は良かったのですが今では大きくなり毎年枝がブロック塀を越えて隣家の方に出てしまい、花が咲くと花柄が全部隣家に落ちてしまうので、毎年春に剪定をして大きくならないように管理しています。
しかし山茶花は5月には花芽を持つようで剪定は3月頃までに終わらせないと花を咲かすことが出来ません。しかし毎年3月はまだ寒く(こらっ!)剪定作業するには気が進みません。しかも3月になればバラが芽吹いてきますし、気持ちはぜ~んぶバラに持っていかれます(笑)。
そんな理由で毎年早くてゴールデンウイーク、普通は夏に茶毒蛾の駆除と同時に剪定したりしていたので花芽を切り落としていましたから花はずっと咲いていませんでした。しかし今年は忙しく剪定しようかと思った時にはすでに蕾がついていた(汗)ので剪定は諦め、数年ぶりに山茶花を咲かせることになりました。
伸びた山茶花の枝がブロック塀を越えて隣家に多少侵入していますので、予想通り花が一つ咲いて隣家に散ってしまいました。ですので今は隣家側に花は咲いていないので一安心なのですが、さっき見たところ隣家側の枝にも蕾がたくさんついていました(笑)。迷惑にならないように、今度はみ出した蕾のついた枝を切ることにします。
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