ペッシュ・ボンボンが5月29日に開花しました。我が家のバラの遅咲きの部類に入るクロード・モネ、ラ・パリジェンヌ、モリナールというデルバールの薔薇たちの中で一番最初に開花しました。
ペッシュ・ボンボン=桃のお菓子、と言われるように、花弁には切れ込みが入り、それが幾重にも重なって他のバラとはちがう形の大輪の花が房咲きになります。
そして花弁はクリーム色からピンクへのグラデーションが切れ込みの入った花弁と相まって、ペッシュ・ボンボンの可愛らさがさらに際立ちます。
外側を見ればクリーム色の花弁の縁がピンクになっているのですが、ギュッと詰まった花弁には至る所に可愛らしいグラデーションがあり、思わず見ているこちらが笑顔になってしまう不思議な力があるのです。ペッシュ・ボンボンとはよく言った物で、本当に食べてしまいたくなるようなバラなのです。
さらにペッシュ・ボンボンは甘い強い香りを持つバラと言われているのですが、薔薇の香りに魅せられている私なのにまだその香りの印象がなくて、ペッシュ・ボンボンの香りを表現することができません。なんとか今年はこのペッシュ・ボンボンの香りを私の体に刻みたいと思っています。
我が家に迎えてから数年たち株が充実してきたのか、昨年から花数が増えてきました。今年も思ったより多くの花をつけてくれましたし、今もまた返り咲いてくれています。成長力は旺盛なので花後に切り戻してもそこからまた伸びるので、秋には結構な大きさになります。あまり大きくなっても管理しきれないので、花後は少し深めに切り戻していますから返り咲くのに少し時間がかかります。
我が家の表側のメインスペースは梅雨前から黒星病が蔓延していて大変なことになっているのですが、このペッシュ・ボンボンは家の裏の空き地側の日当たりの良い場所に置いてあります。そのせいか黒星病に罹ることもなく毎日いっぱいの太陽を浴びて元気に育ってくれています。それにちゃんと手をかけてあげればさらに良いのでしょうが、今年も休みのたびに妻の実家へ行ったりしているのでなかなか手をかける事ができません。
ペッシュ・ボンボン大きめのシュラブなのでつるバラのように大きく育てている方も多いのですが、我が家ではスペースの問題もあって毎年大きくなった株を深く剪定して管理しています。来年あたりは少し浅く剪定して大きくしてみようかなとも思っています。そのためにはまずは株を育てなければ。
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