鉢植えのスパニッシュ・ビューティーの開花2018

スパニッシュ・ビューティーの魅力

今年も我が家のバラたちの先頭を切ってスパニッシュ・ビューティーが開花しました。決して派手さは無いのですが、多くのロザリアンを魅了するのはなぜでしょうか。

開花したスパニッシュビューティー

スパニッシュ・ビューティーの4月の開花

まずスパニッシュ・ビューティーは何と言っても早咲きで、毎年我が家のバラシーズンの開幕を告げてくれるバラです。昨年よりも2週間早く、まさかの4月に咲いてしまいました。今年はいくら大雪が降ったとはいえ、やはり暖冬の影響なのでしょうか。 Instagramでも皆さんのバラの開花投稿が増えていますが、それによるとどちらのご家庭も今年は開花が例年より10日ほど早いようですので安心しました。なんせ4月にバラが咲いたのは初めてなもので。しかし考えてみれば、何年か前はゴールデンウイークが終わってから開花していましたから「ゴールデンウイーク中に咲いてくれればすごく楽しめるのにな」と思っていた記憶があります。ついにそんな願いが叶ってしまいました。

 誘引しやすく扱いやすい枝

鉢植えのスパニッシュ・ビューティーは、我が家のメインスペースである玄関脇の壁面に誘引しています。昨年やっと長いシュートが出て枝数が増えました。スパニッシュ・ビューティーは俯き加減に咲きますので、見上げる位置に誘引するのがベストのようです。しかし鉢植えで育てていますから、地植えのようにシュートは伸びません。結構伸びたなと思っても、細い部分を剪定してしまうと思ったほど長くはありません。それでも昨年からシュートが増えたので、少しは賑やかになると思います。株が充実してきたのかやっと昨年から成長にエンジンがかかってきたような感じがしますので、いずれ長いシュートが出てくれることを期待しています。さらにピエール・ドゥ・ロンサールと比べて枝が太くないので誘引しやすく扱いやすいのが良いですね。好きなように景色を描くことが出来ます。ピエール・ドゥ・ロンサールはたとえ鉢植えといえど太くなりますから誘引する時、枝を曲げるのに苦労しますが、スパニッシュ・ビューティーは細いので助かります。

優雅な花形

スパニッシュ・ビューティーの花形は、花弁の縁が優雅に波打っていてヒラヒラしており、他のつるバラと違って優しい雰囲気を醸し出す独特の形です。さすがスペイン作出のバラだけにまるでフラメンコのダンサーの衣装のようです。もちろん開いたその姿も良いのですが、私的にはその前の段階もすごくステキな姿で心惹かれる瞬間です。ちょっと三角形っぽい濃いピンクの蕾が膨らみ開き始めると、綺麗に巻かれた姿を見せてくれます。ヒラヒラすることを想像させない非常に綺麗に整ったピンクの巻き巻きの花です。

スパニッシュ・ビューティーの蕾

スパニッシュビューティーの咲き始め

香るつるバラ

最後にスパニッシュ・ビューティーは、何と言ってもつるバラなのに香るというのが私を含め多くのロザリアンを魅了する一番の魅力だと思います。優しい色合いでヒラヒラしながら爽やかな香りを振り撒きます。ちょっと反則ではないでしょうか。確かに人々に一番人気があるバラと言えばピエール・ドゥ・ロンサールでしょう。あのバラは私も大好きです。でも香りが無いのです。ま、ピエール・ドゥ・ロンサールに素敵な香りがあったらそれは大変なことになりますが。その点、スパニッシュ・ビューティーはつるバラとして描く景色を目で見て楽しめますし、目を閉じてもその存在を感じることができるのです。

我が家のスパニッシュ・ビューティーはまだ開花したばかりですので、これから暫くの間は私を楽しませてくれ、終わりごろからピエール・ドゥ・ロンサールにバトンタッチしてくれると思います。

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