スパニッシュ・ビューティーの剪定と誘引

3週間ほど前の話になるのですが、つるバラのスパニッシュ・ビューティーの剪定と誘引をしました。年々元気になり花数も増え花も大きくなっているスパニッシュ・ビューティーですが、花が終わってからもその成長力は衰えることなくどんどんシュートを出してくれました。

剪定したつるバラたち

自分がバラを鉢で育て始めてから様々な経験をしてきましたが、その中で感じたのが「主枝の更新」の必要性です。地植えのバラを育てたことがないのであくまでも私の仮説になってしまうのですが、鉢と言う限られた土の量とスペースではバラに物凄いストレスがかかっていて、さらに日々の水やりで栄養分が流出してしまうため手を抜くと成長が緩やかになてしまうような気がするのです。

するとベーサルシュートが出にくくなり主枝が古くなり木質化してしまい花数が減ってしまうという事なのです。実際に我が家で初めて育てたつるバラの名花、ピエール・ドゥ・ロンサールは最初は二階に届くほどベーサルシュートを伸ばしていたのですが、次第に伸びる長さも短くなりシュートが活発に出なくなり、やがてベーサルシュートが出なくなってしまいました。間違いなく主枝の更新の失敗です。そんな経験から新しいシュートやベーサルシュートが出たならば、古いシュートは切除して主枝の更新をしなければいけないと思うようになりました。

誘引したスパニッシュビューティー

赤枠の中がスパニッシュビューティーです

昨年の開花後にベーサルシュートが1本出ました。もちろんそれはそのまま主枝にするのですが、一昨年のベーサルシュートの途中から新たにシュートが6本も出たのです。わが家のメインスペースを飾るスパニッシュ・ビューティーですから、ここは古い枝を剪定して主枝の更新をしたいところです。昨年伸びたシュートをバランスを見て剪定しました。どうしようか迷った枝もあるのですが、それはそのまま残して葉が展開してきてからバランスが悪ければ切除しようと思います。そんなわけで今年は単純に昨年よりシュートが増えているので昨年より花数が増えることが期待できます。

かつて我が家のつるバラはピエール・ドゥ・ロンサールがメインを飾っていました。そこにつるバラ化したグラハム・トーマスが負けじと咲き誇り素敵な景観を作り出してくれました。そのピエール・ドゥ・ロンサールもおじいちゃん化してしまい、ベーサルシュートは出なくなってしまいました。それどころか台木のノイバラが出てきて開花してしまいました。そうなると栄養はそちらに取られてしまうので悪循環です。

そんな時にスパニッシュ・ビューティーの株が充実してきて毎年見事な景観を作り出してくれるようになりました。今ではつるバラ化したイングリッシュローズのストロベリー・ヒルとともに我が家のメインスペースを飾ってくれています。これからも長くメインを張ってもらえるように毎年主枝の更新をして行こうと思います。

今年の開花がたのしみだなぁ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました