ピエール・ドゥ・ロンサールの剪定と誘引

先日老木のピエール・ドゥ・ロンサールの剪定と誘引をしました。

芽吹いたピエール

ほとんど前年伸びたシュートからしか芽吹きません

心を鬼にできない剪定

剪定したピエール

赤線枠内がピエール・ドゥ・ロンサール

ベーサルシュートが出なくなってから何年も経ち毎年バッサリ切ってやろうと思うのですが、枝の途中から昨年出たシュートが割と元気が良くてそこに赤い芽が見えるのでなかなか心を鬼にして株元からバッサリと切る事が出来ません。結局その昨年伸びたシュートの先を剪定するので中途半端になってしまい、ピエール・ドゥ・ロンサールに危機感を与える事が出来ていません。もうこのピエール・ドゥ・ロンサールからベーサルシュートを出すには株元近くからバッサリと剪定して生命の危機を感じさせる以外に方法はないと思っています。にもかかわらずやはりあの大輪の綺麗な花を見たいという願望があるので、たとえ中途半端な位置から出たシュートでも元気が良いと切る事が出来ないのです。そんな訳で今年もやはり中途半端な剪定になってしまいました(笑)。

芽吹いてきた台木のノイバラ

そういえば昨年ピエール・ドゥ・ロンサールの台木から芽が出てしまいました。台木はもちろんノイバラなのですが、出てきたシュートや葉の色がピエール・ドゥ・ロンサールのそれとはまったく違うのですぐにわかりました。しかし「ノイバラも見てみたい」という願望もあり昨年は切らずに咲かせてみました。もちろんそんな事をすれば栄養はノイバラにもっていかれるので、ただでさえベーサルシュートが出なくなっているピエール・ドゥ・ロンサールからベーサルシュートが出なくなるのはわかり切っています。「どうせベーサルシュートが出ないんだから」というあきらめにも似た気持ちが私の心を支配してしまい、咲かせてしまったのです。

ピエールの鉢から伸びて咲いたノイバラの花

咲かせてみたノイバラは写真で見るように質素で可憐な白い花でした。なんならピエール・ドゥ・ロンサール部分を切り落としてノイバラとして育てても良いのではないかとも思ったのですが、それは最終手段にしようという事で、今年は地中の台木に近い部分から切除しました。また今年も伸びてくる可能性もあるのですが、伸びてきたらどうしようか悩み中です。

来年は株元からバッサリと剪定してベーサルシュートが出ればピエール・ドゥ・ロンサールとして、ベーサルシュートが出ないでノイバラが出てきたらノイバラとして育ててみようかなと思います。でも今年はピエール・ドゥ・ロンサールとして、ベーサルシュートに期待します。

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