ピエール・ドゥ・ロンサール 2020

我が家の最も古い薔薇の1つであるピエール・ドゥ・ロンサールに蕾がつきました。とは言ってもピエール・ドゥ・ロンサールの場合蕾がつくのは非常に早いのですが、それから開花するまで随分と長い時間をかけて、つぼみがパンパンになってから開花します。あの大輪で豪華な花を見れば納得です。

蕾の付いたピエール

下の方の短い枝についた蕾

枝の更新ができていない

このピエール・ドゥ・ロンサールですが毎年素晴らしい景色を作出し作り出してくれるのですけれど、もうずいぶんと長いこと枝の更新ができていません。つまり新しいベーサルシュートが出てこないのです。厳密に言うと毎年1本位は出てくるのですが、大体1メートルちょっと伸びたところで止まってしまいます。というか出てくる時期が非常に遅いので、そのくらい伸びたところで成長が止まってしまいます。

とにかく新しいベーサルシュートが出て来ないので主枝の更新もできないですし、古い枝はどんどん木質化してしまい新しい芽が出づらくなります。ベーサルシュートを出すためには刺激も必要だと思い、全盛期には4本あった長い太い枝を毎年1本ずつ切ってみたのですが、ベイサルシュートは出てきません。かろうじて古い太い枝の下の方からシュートは出るのですが、出る時期も遅く先ほど書いたように1メートルちょっとの長さで成長が止まってしまいます。

気がつけば長い太い枝が最後の1本になっています。果たしてこれを切ったほうがいいのか?切ってしまうと地上部が何もなくなってしまうので、新しくベーサルシュートが出てくるのを待ち2年後の開花を目指すのか、切ったとしてもたいしたシュートも出ずこのままピエール・ドゥ・ロンサールは役目を終えてしまうのか、のどちらかと言うことになります。まだ最後の1本を切ってしまう覚悟はできていません。

ベーサルシュートが出ない原因として、根詰まりも考えて数年前に完全な植替えもしました。鉢から抜いて根をほぐし根を少し切りました。しかしそれでもそんなに効果は見られません。となるとやってみる可能性があるのは肥料とかそういう部分になると思います。

通常の肥料も切らすことなく与え、さらには微量要素系の肥料も与えますか。これを毎月不足しないようにちゃんと与えてみて果たして今年どうなるのかを確かめてみたいと思っています。その上で効果が感じられなければ残念ではありますが残された最後の一本の主枝を切ることになるでしょう。

庭の景色の中心を担うピエール・ドゥ・ロンサール

ただ、バラの開花シーズンにおいて素敵な景色作りを目指す私としては、ピエール・ドゥ・ロンサールの果たしている役割というのは非常に重要で、「毎年ベーサルシュートが出ないから主枝切っちゃって、今年は花がないけどしょうがないよね」ではすみません。今の状態でピエール・ドゥ・ロンサールがなくなってしまうとやはりちょっと寂しくなってしまいます。

というのもピエール・ドゥ・ロンサールはあの大輪の魅力的な花を咲かせるのですが、花持ちが非常に良く長いこと景色の中心を担ってくれているのです。その間に他のつるバラなどが咲いては散り、また新しいバラが咲いては散ると言う姿を見せてくれているのです。なのでその中心であるピエール・ドゥ・ロンサールがなくなるのはとても痛いことになるのです。

それならばピエール・ドゥ・ロンサールに代わるつるバラを育てて準備ができた段階で切った方が良いのかもしれません。しかしここでもしピエール・ドゥ・ロンサールが再生してしまったらちょっとそれはそれで困ったことになってしまいます。非常に狭い庭なので鉢植えで育てているわけですから、そこにでかいつるバラがもう一つ増えてしまうとメインのバラが多すぎて、狭い庭がゴチャゴチャしすぎるような気がするのです。

今年の開花に向けて剪定

そして今年もまた細い枝を切り昨年の開花枝を切り詰めて剪定らしきことをしました。そして今年もまたその枝に蕾をつけてくれました。古い枝から出てる部分にはそんな大きな多くの蕾がついたわけではありませんが、1メートルほどになった新しい枝からいくつも芽が出て蕾がついています。

考えようによっては古い太枝を切ってしまってもこの短い枝があるので、他に生かしたがあるのかもしれません。とりあえず今は

  • どんな花を見せてくれるのか
  • どれぐらいの花を見せてくれるのか
  • どれぐらいのシュートが出てくるのか
  • そしてベイサルシュートが出てくるのか

その辺をじっくり観察してみたいと思います。まずはきれいな花を見せてくれそうなので一安心です。

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