鉢植えのピエール・ドゥ・ロンサールの開花 2018

つるバラの女王、ピエール・ドゥ・ロンサール

我が家のメインステージである壁面を飾るピエール・ドゥ・ロンサールが咲き始めました。

開花したピエールドゥロンサール

ピエール・ドゥ・ロンサールをはじめとする選ばれしバラたち

庭の狭い我が家では、一番華やかなステージが玄関脇の壁面になります。ここは私が毎日家に帰って来た時に見て癒されるだけではなく、家の前を通る人の目にも留まる場所なのです。そんな場所ですからただバラを放置するわけにもいかず、毎年色々と想像・妄想しながらこのスペースの景色を描きバラを選定します。もちろんピエール・ドゥ・ロンサールなどのつるバラが主体となるのですが、それぞれのバラの大きさ、色、花数、返り咲き性、他のバラとのバランスなどを考慮し、選ばれたバラだけがこのスペースを飾ることが出来ます。しかしいくら色や花の大きさが違ってもバラだけでは限界があります。バラだけですといくら返り咲くと言っても咲くまでに花のない期間が出来てしまいます。それなら他の植物を配置すればバラが咲いていない期間を他の植物で補うことが出来ますし、バラと開花時期が重なれば他の種類の植物がバラを引き立て、またバラが他の植物を引き立てるのです。そんな訳で今年から鉄板の組み合わせと言われるクレマチスを本格的に配置しましたので、バラのスペースが狭くなり例年より選ばれる確率が下がります。

ピエール・ドゥ・ロンサールとスパニッシュ・ビューティー

そんなメインスペースですが、景色を描くにはまず柱となるバラが必要になります。そこで選ばれたのがこのつるバラの女王と言われるピエール・ドゥ・ロンサールとスパニッシュ・ビューティーです。右から左へピエール・ドゥ・ロンサールが枝を広げ、左から右へスパニッシュ・ビューティーが伸びています。ここがしっかりしないといけません。この二つのつるバラが我が家のツートップとなります。サッカーと同じでツートップがしっかりしないと点が入らないように、この二つのバラがちゃんと咲かないと「なんだかな」という景色になってしまいます。しかし最近女王、ピエール・ドゥ・ロンサールに衰えが見られるようになり、年々花数が減少しています。ベーサルシュートが出ないので主枝の更新が出来ないのです。今年は回復の年とすべく植え替えの時にバイオゴールド・大地肥を入れました。効果が出るのに数年かかる場合もあるそうですが今のところベーサルシュートが出る気配はありません。しかし今年は昨年と比べて明らかに葉の数が多いです。少し元気になっている感じがします。今後の成長(回復?)を見守りたいと思います。

ピエール・ドゥ・ロンサールの植え替え~大地肥モニター1~
モニターとして大地肥を使用します。そのために今回、ピエール・ドゥ・ロンサールの鉢土を全取っ替えします。

スパニッシュ・ビューティーとの共演

そんな我が家のつるバラツートップですが、昨年は見事に開花時期が重なり大切な役割を果たしてくれました。しかし今年は暖冬のせいか開花が早くなり、スパニッシュ・ビューティーが4月に開花してしまいました。女王ピエール・ドゥ・ロンサールは蕾が上がってからためにためてから開きます。「今年はうまく開花が重ならないかな」と思っていたのですが、最後の追い上げでやっとピエール・ドゥ・ロンサールが咲き始めました。何とかスパニッシュ・ビューティーとピエール・ドゥ・ロンサールの共演が叶いました。スパニッシュ・ビューティーも昨年シュートが多く発生したので今年は花が多くいい感じです。

ピエールドゥロンサールとスパニッシュビューティー

ピエール・ドゥ・ロンサールとスパニッシュ・ビューティーの間にイングリッシュローズのつるバラことストロベリー・ヒルを誘引しているのですが、遅れてとぽつぽつと咲き始めています。こちらも蕾が多くついていますので、ピエール・ドゥ・ロンサールをはじめとする三者の共演が是非とも見てみたいですね。さらに壁面の低い位置ではボレロとクロード・モネがそろそろ咲きそうです。全てのバラが揃い咲く姿も見てみたいのですが、そうなると花の時期が短く終わってしまいます。少しずつ重なりながら順々に咲いてくれれば花を長いこと楽しむことが出来るので、それがベストかなと思います。とにかく今は次々と開花するので毎日景色が変わりますし、極端に言えば朝と夕方でも景色が違います。ピエール・ドゥ・ロンサール他、メインステージのバラ達が描く景色を長く楽しむためにも雨が降らないことを願う毎日です。

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