グラハム・トーマスの開花 2021

グラハム・トーマスが6月3日に開花しました。残念なことに今年咲いたのはこの一輪だけで二番花はありませんでした。蕾が開きかけたのですが、気温も高くあっという間に開いて散ってしまい週末にはその姿はありませんでした。ですので今年のグラハム・トーマスは開きかけた写真しかありません。

開き始めたグラハムトーマス

グラハム・トーマスも他のバラと同様今年は特に何もせず、3月に入り芽吹いたと同時に慌てて剪定した位です。やはり昨年の放置プレイが響いたのか今年のグラハム・トーマスはやはり元気がなく、当然と言えば当然の結果となったのだと思います。いつもなら5月20日過ぎには開花するのですが、今年は成長も遅く開花が6月になってしまったのだと思われます。

グラハム・トーマスはイングリッシュローズで花付きは割と良い方ですが、四季咲きと言うよりは返り咲きタイプなので、二番花は結構少なくなり三番花はちらほら咲く程度です。10年以上育てていますが秋に咲く事は滅多にありません。今まででもほんの数回しか秋に花が咲いた事はありませんので秋に咲いたらびっくりするほどです。

このグラハム・トーマスは8号鉢で育てているので土の量が少なく、夏場の毎日の水やりなどで栄養分とかは抜けてしまっているものと思われます。ですからなおさら肥料を定期的に与える必要があるのですが、それをやらないと翌年はこんな結果になってしまうのだと思います。本来グラハム・トーマスの成長力はたくましくグングン伸びるのですが、当然元気がないのですからシュートの発生も少なく、開花後に花柄を摘んだところから芽が出てきてもひょろひょろと伸びるばかりです。

元気なバラはその葉自体が大きくなりますが、グラハム・トーマスの葉っぱ自体が大きくなることもないので見るからに元気がなく感じます。もともとイングリッシュローズではあるのですが、割と古い品種なので黒星病にはあまり強くありません。元気があっても放置しておくと黒星病が発生するのですから、元気がなければ簡単に黒星病が発生しますし、その後はさらに元気がなくなってしまいますので、イングリッシュローズでありながらも割とオールドローズに近い性質が見られます。やはり最近の新しいイングリッシュローズなどは黒星病も発生しにくいのかもしれません。当然イギリスと日本では環境が全く違うので日本で黒星病が発生すると言うのは仕方のないことなのだと思いますので、常日頃の黒星病対策は必要です。

そしてこれは昨年全然手入れしていなかったからだと思うのですが、割と鉢の中のバラの株元に雑草が生えていました。そのせいか今年はかなり雑草が生えており、抜いても抜いても次から次へと出てきてしまいます。かなり雑草の根が張ってしまっていると思われるので、今年はちゃんと植え替えないといけません。グラハム・トーマスに限らず8号鉢で育てているバラは結構雑草が生えてしまています。雑草の種類にもよるのですが、浅く広く根を張るものはまだ良いのですが、深く長く根を張る雑草は致命傷になりかねません。

過去に元気だったクレマチスが雑草が入った事によって元気がなくなり、休眠状態になってしまったことがありました。クレマチスはあまり根をいじらない方が良いのですが、瀕死の状態だったので抜いてみると、クレマチスの根の周りに雑草の根が絡みつき、クレマチスに行くはずだった栄養分を全て奪い取っていたのです。ですから雑草は見かけたらすぐに取り除くことをおすすめします。雑草と言うくらいですから成長力がものすごいので、ほったらかしにしておくと抜いても抜いても取りきれなくなってしまいしまいます。そうなってしまったらきりがないので雑草を抜くよりも一気に植え替えをしてしまった方が楽です。

私は植え替えは早めにやった方が良いと思っていますので、11月に入ったら早速植え替えようと思っています。というのも休眠期に植え替えをしても良いのですが、やはり暖かくなって活動を始めてから根が土に馴染んでいくと言うことになりますので、どうしても成長が遅いように感じています。ですが秋に花がつかないのであれば、11月など冷えてきた頃に植え替えをしてしまえば休眠をする前に根が土にになじむことができ、年が明けて春先の活動開始と同時に成長にすべてのパワーを使えると思っているからです。なので今年は11月になるとちょっと忙しくなりそうな予感がしています。

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