クレマチスの植え替え

クレマチスの品種選び

先日購入したクレマチスをやっと植え替えました。購入した苗を年内に植え替えて土に馴染ませたのと春先の成長が始まる頃に植え替えたのでは、その後の成長が違うと言う事なのでなんとか年内に植え替えることが出来てホッとしています。鉢は前の記事に書いたプラスチックの鉢です。

クレマチスを植える鉢選び
クレマチスを植える鉢はプラスチックの鉢とテラコッタの鉢、どちらがよいのでしょうか。

クレマチスを植える鉢
今回購入したクレマチスは以下の4種類です。

  • ジャックマニー系 ハーグレイ・ハイブリッド
  • ヴィチセラ系   マダム・ジュリア・コレボン
  • モンタナ系    ルーベンス
  • フォステリー系  ムーン・ビーム

我が家のメインスペースには

ハーグレイ・ハイブリッドとマダム・ジュリア・コレボンは、玄関脇の壁面、我が家の一番のメインスペースに置く予定です。ここには鉢植えのピエール・ドゥ・ロンサールとスパニッシュ・ビューティーと言うつるバラ2種類で壁面を飾っていますが、つるバラは一季咲きなので6月以降は花が咲きません。他にもストロベリー・ヒルと言う大型のイングリッシュローズも置いているのですが、今年あまり返り咲かなかったので6月以降は非常に寂しいメインスペースとなってしまいました。やはり我が家のメインスペースですのでどうしても花で彩りたいのですが、これ以上バラを置くスペースもありません。バラ以外の植物で補うしかないのですが、そうなればやはりクレマチスです。単独でも良いですし、時期が合えばバラとの共演も楽しめます。

日本の気候にも合う

玄関脇の壁面は西向きです。夏場は強い日差しと壁からの熱、それに強い西日が当たります。植物にとっては最悪の環境かもしれません。そういう訳で暑さに強いジャックマニー系とヴィチセラ系を選びました。どちらも日本の気候にも合うようです。しかも、つるバラは毎年冬に剪定をします。前年に伸びた枝に咲くタイプ(弱剪定系)のクレマチスを這わせてしまうと、剪定時にクレマチスも外さなければなりません。枝を折らないように神経を使いますし、冬場の寒い戸外での作業が倍になります。しかし強剪定系のクレマチスなら、冬に地際で切ってしまえば良いので気を遣うこともなく楽勝です。

違う系統の組み合わせ

2鉢置くつもりなのでジャックマニー系同士、またはヴィチセラ系同士でも良いのですが、同系統だと花の形などが似ていて面白みがありません。大輪のジャックマニー系と中輪のヴィチセラ系なら花の形も違うので変化があって面白いと思います。しかも一度咲いた後に強剪定をすれば、また返り咲くようです。それによって5月から10月頃まで壁面を彩ってくれます。ハーグレイ・ハイブリッドの大輪でピンクの花弁に濃い赤のしべが優しい雰囲気を演出し、マダム・ジュリア・コレボンの中輪で赤の花弁に黄色いしべという強烈な個性が引き立ちます。

大鉢仕立てには

フォステリー系(オセアニア系)のムーン・ビームはニュージーランドの常緑種でそんなに大きくなりません。パセリのような葉で3~4月の開花期には星をちりばめたように白い花を沢山咲かせるようです。ですので鉢植えでも枝を枝垂れさせたりハンギングにして楽しむのが良いようです。そして大鉢仕立てが良いようです。私も写真を見てスタンド付きの鉢植えにして、枝を枝垂れさせて玄関脇や門を入ったところに置くイメージがすぐに湧きました。3~4月と言うまだ花も少ない時期に咲くのも良いですよね。ただ日本の高温多湿は苦手なようですので、夏場は家の東側に移動し、雨をよけ、午後は日が当たらないようにしなければなりません。

庭のフォーカルポイントには

そしてモンタナ系のルーベンスです。中国からヒマラヤに自生する品種です。たぶん日本の関東の気候には合いません(汗)。寒さには強いようですが、高温多湿は苦手です。ですからネットを見てもモンタナ系は5年以上して突然枯れたという記述が非常に多いです。いつ枯れても困らないように挿し木でスペアを用意することは必須のようです。それでも育てたくなるような素晴らしいクレマチスです。花は一季咲きで、つるはどんどん伸びます。それはまるでつるバラのようです。そこに小さな白や薄いピンクの可愛らしい花を非常にたくさん付けますし香りもあるようです。写真で見ると壁面を覆いつくすほどの花数で実に壮観です。当然、この花を見たときは是非我が家の壁面にと思ったのですが、特徴を調べたら西日バンバン当たるところなんで論外です。でもどうしても育てたかったので買ってしまいました。もちろん鉢植えですけども、これはオベリスクを立てて一面花で埋め尽くせれば良いかなと。そうなれば入り口部分でフォーカルポイントにもなると思います。もちろん夏場は家の東側のスペースに移動します。今日植え替えの時に思ったのですが、ほかの3種類より根が非常に細かった気がします。ですからあまり根は伸びないのかもしれません。と言うことは、いい気になって枝を伸ばしすぎないようにしなければいけないと思います。

植え替え作業開始

日に日に寒くなってきているので、もっと暖かい日が良いかなとも思ったのですが、休みの日で暖かい日なんて期待できないので散々迷った挙句午後から始めました。

使用した資材

クレマチス専用の培養土にしようかなと思ったのですが、結構お高いのでやめました。今回使用した資材は以下の通りです。

  • 硬質赤玉土 小粒
  • 硬質鹿沼土 小粒
  • バイオゴールド 大地肥
赤玉土と鹿沼土

赤玉土小粒と鹿沼土小粒

大地肥

バイオゴールド 大地肥

硬質赤玉土と硬質鹿沼土

基本用土は茨城県の赤玉土を主体とした園芸用土専門のメーカーで「鉢バラのための培養土」でも有名なプランティーションイワモトさんのものです。「鉢バラのための培養土」でも感じたのですが、小粒は根の間にもスルスルと入ってくれるので作業がとても楽です。棒で突かなくて良いし鉢をトントンして手でギュッとすればおしまいです。但し、それは赤玉土や鹿沼土の品質が良いという前提での話です。土が柔らかく型崩れしてしまえば土同士がくっついて固まって水はけが悪くなり、最悪根腐れを起こしてしまいます。私は何度もそういう目にあってきました。こちらの土はホームセンターなどで売られている物よりも割高ですが、基本用土は品質が一番大事だと思います。

詳しくはこちら。

茨城産 硬質赤玉土 15L!赤玉土 土 赤玉 培養土

硬質鹿沼土17L

バイオゴールド大地肥

本来、腐葉土を使用するのですが、バイオゴールド大地肥のモニターに当選したので腐葉土の代わりに使用しました。大地肥は高品質の腐葉土や堆肥にバイオゴールドクラシック元肥があらかじめ入っています。もし腐葉土を使用したとしても今年はクラシック元肥を入れようと決めていました。大地肥はモニターなので当然バラに使用するのですが、たぶん余ると思うので少し混ぜてみました。春先からどんな成長を見せてくれるのでしょうか。とても楽しみです。

植え替え

①まず赤玉土と鹿沼土と大地肥の比率を4:3:3で混ぜます。

クレマチス用の土

赤玉土:鹿沼土:大地肥を4:3:3でブレンド

結構量を作らないといけないのでバケツで混ぜようと思っていたのですが、植え替え作業前の他の植物の水やり後、うかつにも液肥をバケツで作ってしまい途方にくれました(涙)。しかたなくアルミのボールで作成したのですが、一度に多くの量を作れなくて何度も作ることになりました。段取りは間違えないようにしましょう。

②次にプラスチックの鉢底にネットを置き、鉢底石を入れます。その上に先ほど混ぜた用土を少し入れます。苗を鉢のまま入れて高さを見て用土量を調整します。

クレマチスを植える鉢

③そして苗を鉢から抜いて入れます。苗を抜く時にいきなり引っ張り出すとまずいことになりますので、あらかじめ鉢の脇を手で押して鉢にくっついている土を緩めます。そのあと鉢を横にして苗を取り出します。

④プラスチック鉢の中に抜いた苗を置き、培養土を入れます。小粒なので鉢をトントンしてさらに足してまたトントン。最後に手でギュッと押えてます。

⑤そこから水が流れ出るほどたっぷりと水やりをします。

⑥最後に寒さ対策として土の表面にクリプトモスでマルチングして終わりです。(クリプトモスとは杉の樹皮から生まれた天然の培養資材です。国産杉樹皮を原料とするクリプトモスは、天然の有機成分が土壌を改善し、土壌伝染性病害の発生を抑制する効果があります。)

杉の樹皮から生まれた天然の培養資材【クリプトモス】 20L〔バラ マルチング〕

ハーグレイ・ハイブリッド

ハーグレイ・ハイブリッド(ジャックマニー系)

マダム・ジュリア・コレボン

マダム・ジュリア・コレボン(ヴィチセラ系)

ムーンビーム

ムーンビーム(フォステリー系)

ルーベンス

ルーベンス(モンタナ系)

実は今回クレマチスを選ぶ際に真っ先にルーベンスが欲しくなりました。次がムーン・ビームです(笑)。メインスペースのクレマチスが最後かい!とツッコミたくなりますが、そこはメインスペースですから慎重に慎重に吟味して家族にも納得してもらって品種を選んだと言うことにしてください。

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