ジャックマニー系クレマチスのハーグレイ・ハイブリッドが咲きました

昨年11月の終わりに我が家に迎えたジャックマニー系クレマチスのハーグレイ・ハイブリッドが咲きました。

開花したハーグレイハイブリッド

壁面を飾るクレマチスを探す

毎年つるバラの花が終わってしまうと我が家の壁面のスペースに華やかさがなくなってしまうのが気になっていました。それをどう解消しようかと考えていた時に、クレマチスを這わせることを思いつきました。もともとピールと言うクレマチスを這わせていたのですが、すでに謎の成長停止に伴う3度の植え替えをしました。クレマチスは根を触られるのを嫌うのでなるべく植え替えをしないようにと言われていますので、さすがに今年は咲かないのではないかという懸念もありました。ですのでピールに代わるクレマチスを探すことにしたのです。

クレマチスの品種選定

見栄えを考えて二つの品種を壁面のつるバラの間に這わせることにしました。そうなれば後は品種選びになります。条件は

  1. 新枝咲きであること
  2. 多花性であること
  3. 二つの品種は花の形が違うこと

でした。

1.新枝咲きであること

クレマチスの新枝咲きと言うのは、毎年伸びた枝に花をつけると言う事です。前年の枝には花をつけません。つまり、冬に壁面にあるつるバラの剪定・誘引をする時にクレマチスをバッサリ切ってしまって良いと言う事です。これが旧枝咲きになりますと、壁面に這っているクレマチスのつるを丁寧に取ってからつるバラの剪定・誘引をしなければなりません。当然手間と時間が何倍もかかりますし、クレマチスのつるも折ってしまいますからつるバラの間に這わせるのはかなり無理があります。新旧両枝咲きと言うのもあるのですが、それでもOKです。

2.多花性であること

壁面というスペースですから、ぽつぽつ咲いたのでは見栄えがしません。出来れば多花性のクレマチスでワーッと咲いてほしいなと。そして出来るだけ長い期間壁面を彩ってもらいたいと思っていたので、新枝咲きなら一番花の後に地際でカットしてしまえば新たにつるが伸びて二番花を楽しむことが出来ると思いました。

3.二つの品種は花の形が違うこと

二つの品種のクレマチスを壁面に這わすのですから、同じようなクレマチスでは面白みがありません。色もそうですが花の大きさや形、花弁の数など違う物の方がお互いを引き立てると思い、違った系統のクレマチスにしようと思いました。

ジャックマニー系とビチセラ系のクレマチス

そうして選んだのがジャックマニー系とビチセラ系のクレマチスです。ジャックマニー系がハーグレイ・ハイブリッド、ビチセラ系がマダム・ジュリア・コレボンです。どちらもこの三つの条件を満たしています。マダム・ジュリア・コレボンについては別の記事で書きますのでここでは省略します。

開花したクレマチスのハーグレイハイブリッド

ハーグレイ・ハイブリッド

ハーグレイ・ハイブリッドはジャックマニー系の新旧両枝咲きで、今年新しく伸びた枝と昨年花をつけた枝から伸びた枝の両方に花をつけますが、冬に強剪定しても構いません。花は大輪で、つるも2~3m伸びます。

桜貝色の控えめな綺麗な花

桜貝色と言われる綺麗なピンク色の花にエンジ色の花芯が良く合います。花は大輪ですが色が濃くないので出しゃばりすぎず控えめな感じが良いですね。花芯も同系色のエンジ色でそのコントラストが素敵ですし、葉の黄緑色との対比も見事です。花数は思っていたほどではないのですが、大輪の花と言う事を考えればこんなものなのかもしれません。

物凄い伸長力

春から見ていると、芽がでて伸びだしてからの伸長力がものすごかったのです。芽が一つしか出なかったせいもあるとは思いますが、つるが毎日グングン伸びて凄く太くなりました。さらに蕾が付いたのですがその蕾の大きさにも驚かされました。これだけ大きな蕾が開いたら、どれだけ大きな花が咲くのだろうかと。

ハーグレイ・ハイブリッドがついに開花

ハーグレイ・ハイブリッドの花は大輪で最初に咲いた花を見た時は「マジか」と。私の手ぐらいあるのではないかという大きさの花が咲きました。自分が想像していた花の1.8倍は大きかったのでとても驚きました。ちょっと大きすぎるかな、という不安も出てきたのですが、その次に咲いた花からは少し小さくなったのでほっとしました。大輪の花ですが色が優しいきれいなピンク色のせいか目立ちません。自然な感じがして壁面の雰囲気が壊れずによかったです。そしてもいくつも蕾が付いているのでまだまだ楽しめそうです。花が終わればバッサリと剪定して肥料を与えて次の開花を待つことになります。ハーグレイ・ハイブリッドにして良かったと思います。

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