クレマチス・ルーベンスの芽吹き

モンタナ系クレマチスのルーベンスが芽吹き始めました。

芽吹いたクレマチスルーベンス

モンタナ系とは中国北西部からヒマラヤにかけて生息するクレマチスのことです。特徴はつるバラのように大きく伸び、びっしりと淡いピンク色の花をつけることです。写真で見たその姿に憧れて是非我が家に迎えようと思ったのですが、大きなデメリットがありました。それは日本の高温多湿の気候になじまないということです。

もともと中国北西部からヒマラヤにかけて生息するわけですから、冷涼な気候が適しているわけです。しかし日本の高温多湿育てた場合、ほんの数年楽しませてくれた後に突然枯れてしまったりするそうです。暑さに弱いので株元を夏場の直射日光が当たらないようにする必要があります。

そしてルーベンスを我が家に置いたときのことを考えました。大きくなる品種ですから飾る場所はメインステージである玄関脇の壁面になります。しかしここは西向きのため西日がまともに当たってしまいます。特に夏場は太陽が真上に上がればそこから日が陰るまでずっと強い光が当たったままになってしまいます。しかも壁の前に置くわけですから当然壁からの輻射熱があります。実際夏場に外に出てこの壁の前に立つとものすごい暑さを感じますし、夕方でもかなりの暑さなのでおそらく我が家の中で1番温度が高い場所ではないでしょうか。そんなところに冷涼な気候を好むルーベンスを置いてもうまく育つはずもありません。ですのでやはり鉢植えにして暑さ対策をしながら育てることにしました。

たくさん芽吹いたルーベンス

当然ですが大きく育てることができませんのでオベリスクを立て、そこに巻き付けます。これも写真で見たのですがオベリスクを立てそこにツルを巻きつけていくとルーベンスはたくさんの花を咲かせますので、株が薄いピンクの花で覆われます。それは見事な姿ですのでその形を目指して育てることにしました。

春先は花を咲かせますが良く日の当たる場所に歩きます。そして高温多湿を嫌いますので土がじめじめするのも嫌います。ですから梅雨に入ると同時に南側の軒下に移動します。そして雨をしのぎ本格的な夏になったら今度は鉢を家の東側に移します。東側ですと午後には日が陰りますのでルーベンスの負担も軽減されるはずです。

昨年はわずかな数の花しか咲ませんでしたが、その後つるがぐんぐん伸び大変なことになりました。冬になり葉も全て枯れてしまいそのまま放置していたのですが、最近暖かくなってきたことで急激に動き出しました。よく見ると薄い緑の新しい葉が出始めています。慌てて古い葉を全て落とし枝先の枯れた部分を切り落としてこれからの葉の展開に備えます。巻き付けたつるの位置を下げて今年成長するつるを巻き付けるスペースをあけて備えます。

これからたくさんの葉が出てきてそこにたくさんの花が咲くと思うと今から開花が待ち遠しくて仕方ありません。

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