昨年一年で一気に大きくなり今年は株を覆うほどの可憐な花をつけたクレマチス・ムーンビーム。しかし8月の終わりに水切れで少し枯れてきたなと思った時には手遅れで、その後株を小さくして活性液を与えたりしましたが復活することなく枯れてしまいました。
一昨年秋に我が家に迎えてすぐに植え替え、昨年の春に可憐な花を少し見せてくれたクレマチス・ムーンビーム。そして開花後はたくさんのつるをが出てきてわさわさと想像以上に伸びました。否が応でも翌年の開花を期待してしまいます。まさかわずか一年でこんなにも立派な株になるとは思いませんでした。何を見てもつるはそんなに伸びないと書いてあったのであまり期待していなかったのですが、想像以上に伸びて何よりツルの数の多さに驚きました。
そして迎えた2019年の開花。星形の小さな可憐な花が株を覆いつくし、自分が思い描いていた姿を見せてくれました。
そして夢は膨らみ、来年には鉢にローズバルーンをつけてそこにつるを誘引して花台に乗せて玄関脇に飾ろうと思っていました。
しかし今年は長梅雨でジメジメしていました。フォステリー系のクレマチスは過湿と乾燥に弱いのですが、鉢を西側に置いた縁台の上に置いていたので雨もあまり当たらず、風通しも良かったので過湿は避けることが出来ました。しかし問題は乾燥です。
梅雨が明け強い日差しがギラギラと降り注ぐ毎日。雨避けには最適だった西側の縁台ですが、ここは夏の間我が家の中で一番気温の上がる場所でもあったのです。なぜなら午後には真上から日差しが降り注ぎ、西日がガンガン当たるのです。さらに縁台を置いたのは家の壁の前ですから、壁からの輻射熱で想像を超える温度になっているのです。そこで水やりを忘れてしまったら鉢の温度は上がり、根はたまったものではありません。
言い訳になってしまいますが、時を同じくして次男が約1ヶ月ほど入院します。家から片道約3時間かかる病院なのですが、週末は病院へ行っていましたのでその間土日にバラやクレマチスの面倒をみることが出来ませんでした。もちろん盆休みも病院です。出来たのは朝の水やりだけです。
平日の朝水やりしていて、ムーンビームは水切れしたのか少し葉が枯れ始めていることに気が付きました。急いで鉢を家の南側の軒下に移動し活性液を与えたりしたのですが、何日たっても回復する気配はありません。
そして次の休みの日に早めに起きて病院へ行く前に枯れた葉を取り除いたのですが、一気に葉の数が少なくなってしまいました。それでも活性液を与えたりしながらさらに様子を見ました。
そしてついに葉が全て落ち、枯れてしまいました(涙)。
枯らしてしまった原因はよくわかっています。水切れと高温下に置いたことが原因です。ムーンビームは葉がパセリのような小さな葉でつるもとても細いのです。ですから他のクレマチスとは違い根が細く、水切れで根に与えるダメージは非常に大きいのだと思います。
しかし今年の株を覆いつくすような姿を見たら、やはりどうしてもまたその姿を見たくなってしまいます。またムーンビームを育てる機会があったなら、最初から鉢を花台に乗せていつでも簡単に動かせるようにして育てようと思います。そしてもちろん夏場は家の東側、午前中日が当たるところで育てます。
もう一度挑戦しようか迷っているのですが、通販サイトを見て回り苗を探している自分がいます。
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