このブログのヘッダー画像に使用している、とてもきれいに整った花姿の大輪で豪華な花のジュビリー・セレブレーションが咲きました。
ジュビリー・セレブレーションってどんなバラ?
- 系統 イングリッシュローズ
- 花径 大輪
- 花形 ロゼット咲き
- 香り 強香(フルーツ香)
- 開花 四季咲き
- 花色 サーモンピンク
- 樹高 1.2m
- 樹形 シュラブ
- 作出 2002年イギリス
- 特徴 細い枝にもとても整った大輪の花をつける
エリザベス女王即位50周年(Queen’s Golden Jubilee)を記念して命名された品種で、イングリッシュローズの中でも最高品種の一つと言われています。
大輪で盛り上がったとても形の綺麗な花で、サーモンピンクの花弁の裏はほのかに黄金色になり、その見事なグラデーションが見る者をひきつけます。さらにとても強いフレッシュなフルーツの香りがたまりません。とても非の打ちどころのないバラなのですが、あえて欠点をあげるとすると、細くて長い花首なので、大輪の花は重く俯いて咲きます。ですから株が小さいとその整った花を見ることが出来ませんので、目の高さに花が来るように置く位置を工夫しなければなりません。
耐病性もありますが黒星病にはかかります。たとえ黒星病に罹って葉を落としても豪華な花は咲かせます。もちろん葉が無ければ光合成もできないので後々の成長に影響することは間違いありませんから、黒星病に罹らないようにする必要がありますし、かかったら早めに対処してあげましょう。
ですがジュビリー・セレブレーションは細い枝にもあの大輪の花をつけるのが驚きです。その姿を見た時は「まさか」と思ってしまいます。それは株の高さが30㎝ほどでもあの大輪の花を咲かせるのです。決して未熟な花ではなく見事な大輪の花をつけ、素晴らしい香りを振り撒いてくれます。ですので新苗で咲かせるとなかなか大きくなりませんから、最初の一輪だけ見て後は摘蕾して栄養を成長に回すのが良いと思います。
2代目ジュビリー・セレブレーションの開花
我が家のジュビリー・セレブレーションは2代目です。初代は1m以上の大きさになりたくさんの綺麗な花をつけてくれたのですが、ネキリムシにやられたようで最終的に枯れてしまいました。今育てているジュビリー・セレブレーションはその初代を剪定したときに挿し木したものです。元々ジュビリー・セレブレーションは成長がゆっくりなのですが、挿し木だとなおさらゆっくりとした成長でなかなか大きくなりません。
そんな小さな2代目ジュビリー・セレブレーションが咲きました。毎年小さいにもかかわらず見事な花を咲かせて驚かせてくれるのですが、今年も綺麗な花で楽しませてくれています。株が小さいので3輪ほどしか咲かないのですが、あとは来年に向けて大きくなり栄養を蓄えてくれればそれで十分です。
気が付くと蕾をつけて咲いてしまうので、今年は蕾が小さいうちに摘蕾して株を成長させて来年多くの花を見ることが出来るようにしたいと思っています。
私がバラを育て始めて10年になりますが、その間イングリッシュローズで人気のあった品種がここ数年で次々とカタログ落ちしています。カタログ落ちとはつまり生産中止と言う事です。毎年のように新しい品種が出ますから古い品種が淘汰されるのは仕方のないことですが、知っている品種がなくなる訳ですからなにかとても寂しく感じます。
しかしこのジュビリー・セレブレーションはカタログ落ちすることは無いと思っています。何故ならエリザベス女王に捧げられたバラなのですから。
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