ジュビリー・セレブレーション開花2017

美しく豪華なバラ

イングリッシュローズのジュビリー・セレブレーションが咲いています。エリザベス女王即位50周年を記念して名付けられたバラです。名前に負けない素晴らしいバラです。

非の打ち所がない

ただただ美しく非の打ち所のないバラです。大輪で花弁が多く盛り上がったとても豪華なバラです。色はサーモンピンクとピンクが混じった感じです。よく見ると花弁一枚の中でピンクからサーモンピンクのグラデーションになっています。その花弁が集まっているので単なるサーモンピンクではなく形容しがたい深い色合いになります。
そして香りはとても強いなフルーツの香りです。咲いたらすぐわかるほどの香りです。甘いというよりはスッキリした感じです。DAVID AUSTIN社のサイトにも「レモンとラズベリーを感じさせるフルーティーな香り」と出ています。この豪華な花と香りで視線を独り占めです。

重さで花が俯く

ですが唯一の不満な点をあげるとしたら、大輪で花弁が多くその重さで花が俯いてしまうという点です。鉢植えですからなおさらです。株が小さいと花が見えません。支柱を立てて花の近くを麻紐でくくりつければやっと見える感じです。ですから剪定は半分くらいにして高さを出した方が良いようです。

秋まで良く咲いてくれます。大輪ですから蕾から咲くまでに時間がかかりますが良く咲きます。ほんと「よく咲いてくれている」という感じがします。意外と細い枝にも花はつくのですが、ステムが細いので完全に俯いてしまいます。
今年咲いたのはトーマスと同じく2代目です。初代がネキリムシにやられてしまいました。根が全くなくなってました。今年の植え替えの時はほんと小さくて花は全く期待していませんでした。しかしグングン伸びて大きな花を一輪ですが咲かせました。今年の目標は株の充実です。

優れた耐病性

イングリッシュローズなので耐病性もあります。毎年必ず黒星病にかかってしまい葉が落ちて少なくなってしまうのですが、それでも良く咲いてくれます。とても優れた耐病性ですが緑の葉があってこそのバラです。葉が少なくなったところに豪華な花があっても全体としては今ひとつになってしまいます。
初代のジュビリーは1m20cmくらいの大きさになったでしょうか。40cmの角鉢に植えていました。大きなバラ園で購入したのですが、鉢の土が少なく固そうでした。帰ってから鉢増ししたのですがちっとも動く気配がありません。まるでイジけて成長するのを拒否している感じです。芽が出ているのですが2週間経ってもちっとも伸びないんです。ある活性材を使ったら1日で1cm伸びて驚いたのを覚えています。そして美しい花を二輪咲かせてくれました。それからは順調に大きくなり毎年楽しませてくれました。やっと咲いた2代目ですが、大きく育てて庭のポイントにしたいと思います。

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