マダム・ピエール・オジェを植え替えました

一番大切なこと

さて、今回はマダム・ピエール・オジェを植え替えました。我が家のバラのシーズンの始まりを告げてくれるバラです。

誘引したマダム・ピエール・オジェ

誘引したマダム・ピエール・オジェ

それでは植え替えの手順を確認しておきましょう。

植え替えの手順

  1. 用土を準備する
  2. 棘でケガしないように予め枝を少しカットする
  3. 鉢から取り出す
  4. 根鉢を崩す
  5. 根の状態をチェックし根をカットする
  6. 鉢底炭を敷き用土を少し入れて高さを調整する
  7. 用土を入れる
  8. 隙間なく入れたらたっぷりと水を与える
  9. 枝を選定し、マルチングして終了

各項目の説明は、この前植え替えたラ・ローズ・ドゥ・モリナールの記事に出ていますのでそちらをご覧ください。

ラ・ローズ・ドゥ・モリナールの植え替え
バラの植え替えの季節がやって来ました。我が家のラ・ローズ・ドゥ・モリナールの植え替えたのですが、この時期寒いので手順と段取りが重要です。

そして用土類はラ・ローズ・ドゥ・モリナールの植え替えと同じものを使用しました。

鉢バラのための培養土

何度も登場しています私のお勧めする培養土です。小粒の壊れにくい硬質赤玉土を使用しています。
鉢バラのための培養土 18L/3袋セット バラの土【バラ 培養土】[薔薇の土 培養土]【花 培養土】

バイオゴールド大地肥

昨年、モニターに当選しました。メインのピエール・ドゥ・ロンサールの植え替えに使用しましたが、まだまだ余っていますので他のバラの植え替えにも積極的に使用しています。鉢バラのための培養土に約30%混ぜて使用しています。
バイオゴールドクラシック熟成 大地肥

鉢底炭

鉢底石のかわりに使用します。軽いだけではなく多孔質なので微生物も住み着きやすくなり、さらに水も浄化します。
創和リサイクル 鉢底炭 12L

クリプトモス

植え替え後、用土の表面に杉の皮から生まれたクリプトモスを多めに敷き詰めれば害虫対策と防寒対策になります。
杉の樹皮から生まれた天然の培養資材【クリプトモス】 20L〔バラ マルチング〕

生育不良

これもまた2014年に植え替えて以来の植え替えになります(汗)。そのせいかここ数年春先の開花は例年通りなのですが、その後の成長が悪くベーサルシュートがでませんでした。したがって昨年の剪定・誘引の写真を見ると、主枝が1本だけで、それが途中で枝分かれして2本というとっても寂しい感じでした。ちょっとピエール・ドゥ・ロンサールに似た状態です。

ベーサルシュートが

しかし昨年は二番花以降の成長がめざましく、ヴァリエガータ・ディ・ボローニャ同様7月に入ってベーサルシュートが発生したのです。結局2mを超えたのですが、9月にはそのベーサルシュートの付け根から新たにシュートが発生したのです。最終的には2mには届きませんでしたが十分な太さになりました。

さあ植え替えです

いよいよ植え替えです。鉢から抜いて土を落とすのですが、ヴァリエガータ・ディ・ボローニャと比べると土が固まっていて落とすのに時間がかかりました。しかしネキリムシはいませんでしたのでひと安心です。根の量はそこそこありましたが、ヴァリエガータ・ディ・ボローニャの方がはるかに多かったですね。これは鉢の下の方の赤玉土が潰れて固まってしまったからなのかもしれません。急いで用土を入れ、水やりし、マルチングして植え替え完了です。

 楽しい誘引作業

次に誘引です。昨年は枝が2段しかなくて残念な感じでしたが、今年は2本出たので久しぶり納得できる感じに誘引できました。長いベーサルシュートを最上段に、そして、後から伸びたシュートは最下段に誘引したので今年は4段になりました。しかもよく伸びてくれたので割と太いところでカットできましたから開花が楽しみです。いつもは細い枝ばかりでどこで切ったら良いのか悩んでいました。と言うのもマダム・ピエール・オジェは細い枝にも花をつけるので、切るところの判断に悩むのです。今年は十分に太くなっていたので、いくら切ってもそんな心配はありません。誘引する枝が多いと作業も楽しくなりますね

 大事な水やり

植え替えていて思ったことがあります。どのバラも開花までは例年通りの感じです。しかし花が終わってからの成長具合がそれまでの数年と違うバラがいくつもありました。根の状態を見ても明らかです。

  • スパニッシュ・ビューティー
  • ストロベリー・ヒル
  • ラ・ローズ・ドゥ・モリナール
  • マダム・ピエール・オジェ
  • ラ・ローズ・ドゥ・モリナール
  • マダム・イザーク・ペレール

みんなベーサルシュートが出ています。それまでは全く出なくて悩んでいたのです。一体何が原因なのだろうか?ちょっと大袈裟に言ってみましたが、すぐに思い当たることが一つあります。それはちゃんとした管理です。昨年はブログを始めたことによる責任感からきちんと水やりをし、夏場でも水切れさせることはありませんでした。肥料も夏場以外はちゃんと与えました。それまでの数年は、自身の体調不良もあって、夏場に結構水切れさせていました。よくバラがうなだれていました(涙)。そうなるとバラも生命の危険を感じるのでしょうね。成長することをやめてしまうようです。当然シュートなんて出しません。ベーサルシュートなんてもってのほかです。とにかくエネルギーを使わないように、使わないようにしてそのまま一年を終えてしまいます。そして植え替えて見ると根があまり成長していません。考えてみれば当たり前のことなのですが、意外と肥料やら薬剤やらとテクニック的な事に目を向けてしまいますが、バラが成長する上で一番大事なのは基本的な事、つまりきちんとした水やりになるのだと思います。それがあっての肥料やら何やらと言うことになるのですね。皆さんはちゃんとできているのでしょうけれど、私は出来ていませんでした。これを肝に命じて今年も水切れさせないようにきちんと管理したいと思います。

コメント

  1. うりろん より:

    こんにちは。初めて拝見しました。
    マダムピエールオジェなど、ベランダでつるバラを5鉢育てています。
    本はあるのですが実際の手順がよく分からなくてあまり植え替えをしていなかったのでとても参考になりました。
    そして、水切れの話しにも大変共感しました。私も家庭が忙しくて外の事が後回しになってた年は花付きがとても悪かったです。水やり大事ですね!少しは咲いてくれていた薔薇たちに感謝です。
    今年はもう少し可愛がってあげたくなりました。ありがとうございました。

    • Sicilian Blue より:

      うりろんさん、こんばんは。コメントありがとうございます。私もバラを育て始めた時、いざ植え替えをしようと思って本を見ても専門家にとってあまりにも当たり前のことは書かれていないので困った経験がありました。そんな訳で自分に対する手順の確認という意味もあるのですが、ちょっとした事でも書いて皆さんの役に立てればと思いながらブログを書いてきたので、参考になったのであればとてもうれしく思います。

      水切れしないようにちゃんと水やりするようになったのは良いのですが、やり過ぎていくつか根腐れで枯らしてしまいました(涙)。水やりってなかなか奥が深いですね。

      • うりろん より:

        1年に1回うちのベランダが賑やかになる季節です。鉢植えのバラの限界を感じていたのですが、私の不精なお世話のせいだなーと反省です。水やりも奥深いですよね。
        丁寧なブログ大変素晴らしいです!スマホからなので少しずつですが、過去のもの読ませていただき参考にさせていただきます。ありがとうございます!

        • Sicilian Blue より:

          うりろんさん、こんばんは。もうベランダのバラは開き始めましたか?これから開花ラッシュでブログもバラの世話も一番忙しい時期ですが、頑張ってブログにアップしていきますので楽しみにしていてくださいね。

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