マダム・ピエール・オジェの開花 2020

我が家の早咲きのバラの一つ、マダム・ピエール・オジェが開花しました。毎年スパニッシュ・ビューティーと開花の一番乗りを争っているのですが、今年はスパニッシュ・ビューティーが先に開花しましたが、マダム・ピエール・オジェが咲くとバラのシーズンが始まったと実感します。

開花したマダムピエールオジェ

マダム・ピエール・オジェを我が家に迎えてから、これまでずっと家の脇の壁面に誘引していました。しかしあまり花数も多くなく、1回返り咲いてもトータルで15輪ほどしか花をつけることはありませんでした。気難しいオールドローズなのかなと思いながらも、毎年バラのシーズンを告げるバラという事でいつも開花を楽しみにしていました。

そんなマダム・ピエール・オジェですが、昨年我が家の外壁塗装工事がバラの開花シーズンと重なるため、隣家との境のブロック塀の前に移動しました。スパニッシュ・ビューティーやピエール・ドゥ・ロンサール、ストロベリー・ヒルを誘引したところにマダム・ピエール・オジェを誘引してみたのですが、なんと昨年のマダム・ピエール・オジェはそれまでよりも多くの花をつけてくれました。とても強いダマスクの香りがあるので幸せな気分に浸れたのは言うまでもありません。

そして花後の成長ですが、昨年は結構シュートが出てくれました。いつもは花が終わると1本くらいは太いシュートが出るのですが、昨年は太いシュートが何本も出てくれたのです。太いシュートが出てくれれば、あとは大事に育てて翌年に備えるだけです。そのおかげで今年遅い剪定をした時でもいつもより太い枝が多くて良い予感しかありませんでした。

マダム・ピエール・オジェというバラはとても不思議な色合いのバラで、シルバーピンクと言われる花色は天気や温度によって色味が変わります。特に薄曇りの日にまるでオジェ自信が光を放っているように見えることがあるのですが、シーズンに1~2回くらいしか見る事が出来ない非常に珍しい色合いで、ついつい見とれてしまうような不思議な感覚になるのです。

マダム・ピエール・オジェの開花 2018
マダム・ピエール・オジェが開花しました。中輪のコロンとしたカップ咲きの薄いピンク色の可憐な花なのですが、毎年見続けていると年に何度かハッとするような色合いになることがあると気づいたのです。

まだ咲き始めなのでこれからたくさんの花を咲かせ、私を楽しませてくれると思いますが、今年は巨大な花になったスパニッシュ・ビューティーの強烈な香りに庭が包まれていますが、果たしてこの香りを超えるような強いダマスクの香りを放ってくれるのでしょうか。

バラと言うのは花が美しいだけではなく、人々をうっとりさせるような香りがあるからこそ多くの人を魅了しているのだと思います。そんな素敵なオールドローズの香りを楽しみたいと思っています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました