マダム・ピエール・オジェの開花 2022

わが家では5月6日にマダム・ピエール・オジェが開花しました。スパニッシュ・ビューティー、ボレロに次ぐ3番目の開花です。

開花したオジェ

今年も我が家のバラを開花順にこのブログにアップするつもりだったのですが、ピエール・ドゥ・ロンサールのベーサルシュート発生があまりにも嬉しくて、ついつい開花の遅かったピエール・ドゥ・ロンサールの記事を先にアップしてしまいました。実のところピエール・ドゥ・ロンサールよりもいくつかのバラの方が早く開花していました。

このマダム・ピエール・オジェは私のお気に入りのオールドローズで、花は中輪でそんなに目立たないのですが、とても強いダマスクの香りが魅力のバラです。このマダム・ピエール・オジェが咲くと、玄関を出たとたんその香りで開花したのがわかるほど強い甘い香りなのです。そして目をやると大輪のスパニッシュ・ビューティーの花に交じって咲いているのが確認できるのです。

スパニッシュビューティーと競演するオジェ

花は中輪ですが気温などの条件によって色味がかなり変わります。基本白くてほんのりと花弁の縁がピンクなのですが、はっきりとしたピンク色になる事もある不思議なバラです。そして明るい曇りの日には花がシルバーピンクのように輝いて見える時が何回かあるのです。その色を写真に収めるのは非常に難しく、育てている人にしかわからない素敵な色合いなのです。

ただ今年はマダム・ピエール・オジェの開花後雨の日が続き、気が付けが開ききる前に枯れてしまった花が多く、中にはカビてしまった花もありました。マダム・ピエール・オジェを育てて以来初めてのことです。ですのであまり多くの花を楽しめていないのですが、数は少ないですが2番花、3番花と咲かせてくれるのでそこに期待です。

そんなマダム・ピエール・オジェはオールドローズですから、現代バラと比べるととても病気に弱く感じます。ちょっと雨の日が続くとすぐに黒星病が発生します。黒星病を放置しておくと元気がなくなり生育にも影響してくるように感じます。

そのせいかここ数年花後の成長が思わしくなく、ベーサルシュートの発生もありませんでした。ピエール・ドゥ・ロンサールと同じように主枝の更新がうまくできていなくて色も黄色味を帯びて来ていたので、今年の剪定では少し強めに剪定してみました。もともと細い枝にも花をつけるバラですので、いつも剪定ではどの太さまで切るのか悩むのですが、今年は迷った枝は全て切ってみました。

そのかいあってか今年は開花と同時にベーサルシュートが発生したのです。ピエール・ドゥ・ロンサールほどの喜びはなかったのですが(笑)、来年に向けてとても良い感じですし、何より株が元気なんだなと思います。

これから梅雨に入るわですが、十分な黒星病対策をしてチュウレンジハバチ対策をしなければなりません。できる限り大きく伸ばして十分な太さの枝に育てなければ。

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