我が家には妻の実家で剪定し、挿し木した赤いつるバラがあります。何の変哲もない赤いつるバラなのですが、妻の実家に迎えてから50年という歴史があるバラです。品種名がわからず調べてみたことがあるのですが、赤いバラはあまりにも数が多くて結局わかりませんでした。
つるバラですから基本的に生命力は強く、放っておいても勝手に成長してくれます。それでも害虫対策はしないといけません。一昨年はアブラムシが大量に発生し、昨年はハモグリバエの大量発生でこの赤いつるバラは葉の半分をやられてしまいました。それでも枯れることなく頑張ってくれましたがダメージは大きかったようで、春の開花以降の成長は例年よりも劣っていました。
こちらの記事でもわかる通り、ハモグリバエの被害が一番ひどかったのがこの赤いつるバラでした。そして過去の赤いつるバラの写真を見てみたのですが、なんと毎年ハモグリバエの被害にあっていました。昨年のような株全体の半分の葉が被害を受けたと言うようなことは無かったのですが、花の写真とセットになって映っていました。もしかしてハモグリバエは赤いつるバラの葉が大好物なのでしょうか?そうするとやはり今年もハモグリバエの被害が出ることは間違いなさそうですね。これは被害を拡大させないためにも今から黄色い粘着シートを設置する必要があります。
そんな赤いつるバラですが今年は2月の終わりに慌てて枝先を詰める程度の剪定を施しましたが、例年通り順調に芽を出し葉を展開させています。5月に家の外壁塗装工事があるので、まだこの赤いつるバラをどこに置くか決めかねています。いつも置いている場所にはメインステージの玄関脇の壁面に誘引していたつるバラ類を移動させたので、赤いつるバラは居場所を失ってしまい、日当たりのよい場所ということで家の東側に置いてあります。しかしここも建物から近いので足場を組む際に邪魔になるのでさらに移動させなければなりません。ですからまだ誘引していないので葉はどちらかというと上に伸びています。早いところ定位置を決めないと頂芽優勢の法則で、枝数が減り花が少なくなってしまいます。
しかしこのバラは妻の実家に迎えてからすでに50年以上経っているのですから、バラと言うのは本来とても強い植物なのだと思います。専門家の方でも「バラの寿命は10年くらい」と言う方もいますが、実はバラを過保護にしたり薬漬けにしたりと人間が手をかけ過ぎて弱くしているのかもしれません。いや、定期的に買ってもらうための単なるセールストークかもしれませんが。
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