クリスマスローズ・ニゲルがやっと咲きました。本来ならクリスマスの頃には咲くのですが、株元に花芽があるのに一向に大きくならずに気をもんでいました。骨折していて外にも出ていなかったのですが、病院へ行くために外に出た時に花が咲いているのを発見しました。
このクリスマスローズ・ニゲルは2018年11月に我が家にやって来ました。その前年にもニゲルを迎えたのですが、灰色カビ病に罹り枯れてしまいました。それでもやっぱりクリスマスにはニゲルの白い花を見たいと思い二代目のニゲル・パウロを迎えたのです。
クリスマスローズ・ニゲルはクリスマス頃に咲いても1月下旬ごろまで咲き続けます。厳密に言うと花と思っている白い部分はガクで花ではありません。ですからなかなか散ることも無く長い間咲いているように見える訳です。ですがこのパウロはその白い部分が気温によって緑を帯びたりピンクを帯びたり変化します。それはそれで見ていてなんか不思議な感じがします。
昨年は長い間咲いて楽しませてくれました。また今年も綺麗に咲いてもらうためにこの一年きちっと手入れをしてきたつもりです。肥料は計画的に与えてきましたし、日光にも十分あてました。梅雨は雨に当たらないよう軒先に移動し、夏は直射日光があたらない場所に移動しました。
葉もだいぶ伸びて秋になり、新しい葉が伸びてきたら古い葉を切ろうと思っていたのですが、葉が出てきたものの一向に伸びてこないではありませんか。葉をかき分けてみると株元には花芽もついています。それでも暫く様子を見ていたのですが、あまりにも伸びてこないのでこれは古い葉が邪魔して日光が十分に当たらないのではないかと思い、12月の初めに古い葉をバッサリと切り落としました。もちろん新しい葉が出ていたから切った訳ですが。
これでこれから葉が伸びて花芽も上がってクリスマス頃には咲くだろうと思っていたのですが、その後も全然伸びる気配がありませんでした。「もしや根詰まり?」と思い、鉢を持ち上げて底を見ても根が出ていたり根詰まりしているようには見えません。土も十分に乾きますから根腐れしている訳でもありません。そして待ち望んでいたクリスマスの頃にはほんの少し葉が伸びた程度でした。
その後SNSを見ていると、私と同じようにニゲルが伸びずに悩んでいる方がいました。どうやら今年の気候が影響しているのではないかと言う事でした。気温とか日照時間とか色々な要素があるのでしょう。特に昨年は雨が多かったですし日照時間も例年より少なかったせいかもしれません。
そして大晦日に骨折をしてそれ以降外には出られなくなったのですが、仕事始めの頃には妻が「結構蕾が上がって来たよ」と言っていたので、謎の成長不良ではなく今年は成長が遅かったのだと思いホッとしました。
そして1月中旬に整形外科に行くために外へ出ると、やっとニゲルが咲き始めていました。先ほども書きましたが、昨年の気候のせいか草丈は前年よりも低くあまりボリュームはありません。しかしそれでも前年よりも蕾の数は多いですから、この一年手をかけてきたことが報われたのだと思います。
今はまだあまり動けないので何も出来ませんが、春になったら一回り大きな鉢に植え替えて十分に手をかけて今年のクリスマスにはたくさんの白い花を見たいと思います。
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