二年目のラ・パリジェンヌ

昨夏に新苗で迎えたデルバール社のラ・パリジェンヌ。とても元気の出る色合いの花を見せてくれ、シュートもビュンビュン伸びるので思い切って夏剪定してみるも、10月には全く咲かずに11月から12月にかけて咲きました(汗)。

ラ・パリジェンヌの秋の花

ラ・パリジェンヌ

ラ・パリジェンヌはまだ株が若いが故に不安定

昨年我が家に迎えた時には新苗にもかかわらずかなり大きくなっていましたので鉢増しをしました。ですので今年は植え替えをせずにバイオゴールド大地肥を鉢土の表面に敷き詰め栄養補給をし、剪定をしました。剪定してみると、昨年随分と大きくなったにもかかわらず枝はまだ細く、実際はひょろひょろだったことがわかります。人間で言うと中学生ぐらいでしょうか。急に背が伸び始めてひょろひょろになりますがまさにそんな感じです。

パリジェンヌ

枝を剪定したパリジェンヌ

一番花は花数が少なく色が薄い

さて、今年も順調に葉が伸びて開花時期を迎えたのですが、開花前にハモグリバエの被害にあったこともありましたが、それにしても花数はとても少なかったと思います。結局一番賑やかな時期に立派に咲いたのが3輪で、あとは非常に小さな花がポツポツと咲きました。その立派に咲いた3輪でさえ昨年見たような元気の出るビタミンカラーではありませんでした。色は薄めで薄いピンクにクリーム色と言う感じでした。他のバラと同じような育て方をしているのですが花数も少なく少し焦ります。

ピンクのパリジェンヌ

薄いピンクのパリジェンヌの一番花

二番花は色が濃くて「何の花?」

7月に入り二番花が咲いたのですが、今度はピンクが赤に近いくらい濃くてこれまたビックリです。7月下旬に咲いた花はクリーム色の部分がほとんどなくて赤に近い濃いピンクの花でしたから「何のバラ?」と思うほどでした。「一体何がいけなかったのだろうか」「肥料が少なかったのだろうか」など自問自答を繰り返したのですが、ま、人間の中学生と思えば成長過程で色々な事が起こりますから、この安定しない色と言うのも妙に納得できます。実際、葉は元気に伸びていますし病気にかかったり葉を変色させて落としているわけでもありませんから育て方が悪いという訳ではなく、「まだ株が若いから」と言う事で気にしないようにしました。

8月のパリジェンヌ

8月のピンクの濃いパリジェンヌ

8月のパリジェンヌ

赤に近い8月のパリジェンヌ

成長を妨げる害虫退治

8月に入ると今度はルリマルノミハムシがたくさん花についていました。ルリマルノミハムシは花を食べるので花がボロボロになり見た目が悪くなります。そして甲虫ですから薬もなかなか効きませんし、すぐにジャンプして逃げてしまうという厄介な虫です。放置すれば見た目が悪いのは勿論、バラも元気がなくなってしまいますし更に繁殖して大変なことになってしまいます。そうならないためにも数が少ないうちに捕獲して駆除しなければなりません。ルリマルノミハムシの退治方法はこちらをご覧ください。

ルリマルノミハムシの駆除
初めてみる黒光りする虫、ルリマルノミハムシ。体長4ミリほどで花に潜り花粉を食べ、花もボロボロにする。とにかくバラの美観を損ねる虫を駆除する方法を考えました。

地道にルリマルノミハムシを捕獲し駆除

毎朝水やりをするたびにラ・パリジェンヌの花にルリマルノミハムシが潜んでいるのを発見しました。毎朝3匹ぐらい捕獲していましたが、いったいどこに隠れていたのかと思います。今年も開花時期に家の正面の方で発生していたルリマルノミハムシを地道に捕獲処分し、いなくなったので喜んでいたのですが、逃げ出したルリマルノミハムシは家の脇に回りラ・パリジェンヌにたかっていたのでした。それでも毎日捕獲し続け、1週間で15匹くらい捕獲したでしょうか。ついにルリマルノミハムシを見かけなくなりましたので一安心です。

秋になってやっと安定したラ・パリジェンヌ

9月になってだんだんと秋らしく涼しい日が出てくると同時に、またラ・パリジェンヌが咲き始めました。やっと今回、私がイメージするビタミンカラーのラ・パリジェンヌの花を見ることが出来ました。これですよ、このオレンジ色なんですよね。見ているだけで元気をもらえますし、ピンク系の色の花が多い庭が急に賑やかになったような感じがします。そう考えると色の効果って凄いですよね。これから段々と気候も秋らしくなり気温も低くなっていきますので、さらに綺麗な色の花を見せてくれるのではないでしょうか。

9月のパリジェンヌ

9月になりやっとオレンジが出たパリジェンヌ

これからまだまだ咲き続けると思いますが、来年に向けてじっくりと成長してほしいと思います。新苗から育てるのは昨年同時期に迎えたデルバール社の三姫が初めてなのでよくわからないのですが、花色や花数の問題はちゃんと管理していればあと2年もして株が充実すれば解消すると思っています。焦らずじっくりと育てていきたいと思います。

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