ストロベリー・ヒル 2020

2019年の我が家のMVPのバラ、ストロベリー・ヒルの蕾が大きくなり始めました。剪定と誘引を3月下旬に行ったのですが、他のバラ同様剪定の時期がとても遅くて心配でした。しかしストロベリー・ヒルはもともと遅咲きタイプなので、他のバラに比べてそんなに伸びてはいなかったのがせめてもの救いです。

蕾を付けたストロベリーヒル

2019年のストロベリー・ヒルは恐ろしいほどに伸び枝数も増え、たくさんの花を咲かせてくれました。5月の開花前の段階で確認できただけでも100個以上の蕾がありました。こんな事は初めてです。

2019年の我が家のバラを振り返る
ブログをご覧の皆様、本年もお付き合いの程よろしくお願いいたします。 さて、年が明けるとロザリアンにとって今年の開花の準備をするべく、植え替え・剪定・誘引など重要な作業が目白押しとなります。幸いなことにいつもの年より暖かいので作業もはかどって...

もともとこのイングリッシュローズのストロベリー・ヒルと言うバラは、とてもよく伸びてつるバラとして扱えると書かれていました。そして花付きも良く房咲きになるのでとてもたくさんの花を楽しめると言うことでした。しかし、我が家に来てからこれまではたいした花数もなく「これはハズレかな」と思う位のものでした。確かに枝はよく伸びるので、伸びた枝先に房咲きになる位でそんなに花は多くありませんでした。ただ我が家のバラで唯一のミルラの香りだけが楽しみでした。

しかしそのストロベリー・ヒルが2019年に大爆発したのです。まぁ理由はよくわからないのですが、おそらく株が充実してきたことなのではないかと思っています。我が家に来た段階ではまだ株が子供の状態で、数年を経て成人したと言うことでしょうか。

カタログに書いてある通りの成長と花付きを見せてくれたわけですから、これはもう今年も期待せずにはいられません。ただつるバラのように扱えるとはいっても、所詮シュラブローズですので剪定もちょっと異なります。

剪定したストロベリーヒル

シュラブローズなのでシュートがたくさん出ています。誘引できるほどに長く伸びたものは良いのですが、そこまでの長さは無いシュートについては思いっきり短くしないといけません。と言うのも芽吹くとそこから花を咲かせるまでにかなりの長さが伸びてしまうので、中途半端な長さを残して剪定しそこから芽吹いてある程度の長さになってしまうと枝が垂れ下がってしまいます。なので中途半端な長さの枝は深めに剪定します。

芽吹き始めたストロベリーヒル

赤丸の中にあるのがストロベリーヒルです

例えばつるバラを誘引しないでまっすぐ伸ばした状態で育てると先の方だけから芽吹いて先端に花をつけてしまいますが、シュラブローズの場合枝の下の方からもじゃんじゃん芽吹くので切り詰めてしまっても大丈夫です。

地植えで育てているのならば問題は無いですし放置でも構わないと思うのですが、土の量や根が育つスペースが限られている鉢植えで育てる場合、残す枝と切り落とす枝をはっきりさせてメリハリをつけた方が良いと思います。あまりにも枝数が多すぎると栄養が十分に行き渡らずきれいな花も楽しめなくなってしまうと思います。

そして4月中旬になりよく見てみると、つぼみが膨らみ始めています。遅咲きのバラですからまだまだこれから蕾が膨らんでくるのですが、今年はどのくらいの蕾が付くのかとても楽しみです。そして昨年以上の素敵な景色を見せてくれることを期待してしまいます。

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