ラベンダーグロッソが満開です

今年も梅雨の真っ只中にラベンダー・グロッソが満開となりました。昨年は驚くほど早く梅雨が明けたので満開時に雨は降りませんでしたが、今年は例年通りの雨の中での満開です。

満開のラベンダーグロッソ

ラベンダー・グロッソとは

ラベンダー・グロッソとはイングリッシュラベンダーとスパイクラベンダーの交配種で、花数も多く甘く強い香りで精油量も多い品種です。ラベンダーの中でも暑さに強い品種なので育てやすいラベンダーで元々商用目的で交配されて作り出されました。そう言えば我が家のラベンダー・グロッソも花が咲くとミツバチが何匹もやって来ます。

ラベンダーの中でもこのラベンダー・グロッソは非常に香りが濃厚で、花数も多く精油量も多いのでアロマオイル、エッセンシャルオイルに使われフランスでも多く栽培されています。花茎も長く50cmほどになるのでラベンダースティックを作るのにも適していますし、香りも強いので当然ポプリに使われます。

我が家では満開になると早めに収穫してしまい、そのままカゴに入れて車の中に放置し車の中で自然乾燥させています。その後ポプリにして車や玄関に置いて天然のラベンダーの香りを楽しんでいますが一度この香りを経験してしまうと人工の「ラベンダーの香り」と言われるものは使えなくなってしまいます。

我が家のラベンダー・グロッソ

我が家の庭には2鉢のラベンダー・グロッソがあります。どちらも10号鉢に植えてあるのですが、片方はうかつにも地面の上に直接おいてしまったせいで根が鉢から地中に伸びてしまい鉢植えのふりをした地植え状態になっています。ですので開花時には直径1mほどの大株になりますし、たくさんの花をつけるので、あたり一面にラベンダーの香りが漂います。この時ばかりは「大株で良かった」と思うのですが、それ以外の時期は狭い庭のほぼ真ん中にドーンと鎮座しているので邪魔で仕方ありません。しかし一度この香りをかいでしまうと根を切って小さな株にすることが出来ません。花の時期が終わっても、その後の活用範囲が広いので大株になってからの収穫量を捨てられないのです。

2019年の春の剪定と開花

剪定後のラベンダーグロッソ

左が地植え状態で右下が普通の鉢植えのラベンダーグロッソ

今年も梅雨のど真ん中で満開となりました。雨が降っていない日は数匹のミツバチがさかんに蜜を集めています。妻は怖がるのですが、自分は特に気にもせず近くのバラの手入れをしています。蜂は蜂、自分は自分と言いますかお互い干渉せず自分の役目を果たしていると言った感じです。ただ、雨の重さもあって花茎がちょっと垂れた感じになっているのが許せません。原因は雨だけだはなく剪定にもあるので自分のせいでもあるのですが。

ラベンダー・グロッソは秋にバッサリと強剪定するのが理想なのですが、なぜか昨年の秋に切り詰めることが出来ず春に剪定しようと思っていました。しかし昨年に続き今年も暖かくなっても剪定せず、芽吹くぎりぎりまで剪定していませんでした。バラの芽もだいぶ伸びてきたころに慌てて剪定したのですが、時間が無い中でササっと剪定したものですからあまり深く剪定することが出来ませんでした。その後芽吹き順調に育ち大株になったラベンダー・グロッソはしっかり深く剪定しなかったために満開時に全体的に長すぎてその重さで花茎が倒れてしまったのです。特にラベンダー・グロッソは梅雨時に満開になりますから、雨の重さもあってだらしない姿になってしまいます。今までの経験でバッサリ深く切り詰めた時は満開時もシャキッとした姿でラベンダーらしい姿になるようです。

開花したラベンダーグロッソ

真っ直ぐに伸びた花茎。2018年の姿です

7月になって雨の日が続いているためにラベンダー・グロッソの花の収穫が出来ていません。土日しか作業が出来ませんからどこかで収穫しないと花も終わってしまうので少々焦っています。なかなか天気に恵まれずもしかしたら今年は収穫できないのではないかとも思っています。

伸びすぎて少々だらしない姿になっているので、たとえ収穫できなかったとしても今年は花後に軽く剪定するつもりです。

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